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カルトと化したトランプ支持派 ネット規制の危機 その1

Japan In-depth / 2020年12月19日 14時7分

「トランプ大統領は必ず勝つ」「バイデン氏が勝てば中国の勝ちだ」





などと訴えるデモ行進まで行われた。参加者およそ150人と聞くが、どこの暇人がそんなことをするのかと、あちこち聞いてまわったところ、ある宗教団体が(公式に主催者を名乗ってはいないが)主導して、SNSで参加を呼びかけたという話であった。





これは「きわめて信頼すべき筋からの情報」ではあるものの、きちんとした裏付けは取れていないので団体名などは伏せさせていただくが、個人的にはその話で納得がいった。





11月中旬以降、バイデン氏が当選確実、という話題がニュースサイトにアップされるたびに、わざわざ低評価ボタンを押したり、偏向報道はやめろ、といったコメント(実際にはこんな上品な表現ではないが)を書き込む人の数が、決まって320前後だったので、もしかして組織的な動きなのではなかろうかと考えていたのである。しかも、前述のデモが行われた11月末以降、トランプ陣営の旗色が悪くなるのと反比例するかのように、その数がどんどん増えて4桁にまで達した。





もちろん私は、陰謀論者ではまったくないので、単なる偶然かも知れないという前提で考えることを忘れたりはしなかったが。





もともとこの宗教団体は、反共の理念を掲げ、トランプ大統領の対中国・北朝鮮政策を強く支持する政党活動まで行っている。就任に際して、





「これで日本も、正義の実現に貢献できる国になれる」





という祝福コメントを発したこともある。そのトランプ大統領が、あえなく再選ならず、ということになってしまっては、たしかに陰謀論でも持ち出さないと格好がつかなかったのだろう。





教祖の言うことさえ信じていれば自分たちは幸福だ、ということであれば、第三者が口を出すことではないのかも知れないが、今は21世紀である。もう少し科学的な知見というものを養なって行かないと、幸福な世の中の実現など夢物語ではあるまいか。





それにしても、トランプ陣営がさかんに発信した「不正の証拠」はひどかった。





たとえば、ドミニオンという集計機が票のすり替えを行ったと主張していたが、このドミニオンは「チャベスを当選させるために開発されたもの」であったのだ、とか。





チャベスと言うと、南米ベネズエラで反米左翼政権を率いていたウーゴ・チャベスのことだろうか。2013年に他界しているが。





そもそも、選挙の焦点となった激戦州の開票所では、このドミニオンは採用されていなかったのだ。まさかとは思うが、チャベスの怨霊が他の開票機にまで念を送って、トランプ票をバイデン票にすりかえた、とか……いつもなら、ここで「笑」と末尾に書くのだが、ここまでバカバカしいと笑いもひきつる。





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