1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

EV化でCO2排出は7割減る

Japan In-depth / 2020年12月23日 23時0分

■ 回生ブレーキもある





火力発電主体でもEV化でCO2排出は7割方減らせるのだ。





もちろんEVにも不利はある。電力網での送電ロスや電池にある充放電ロスである。それぞれ5%と10%程度だ。合計15%強の損失でありCO2排出量になおすと17%ほど増やす勘定となる。





しかし、それは回生ブレーキで相殺される。EVのブレーキは発電機を兼ねており減速時には電力が回収される。それで差し引きはなくなる。





電力回収量はまずは25%である。自動車の数字を示す資料はないが鉄道では「電力消費量が半分となった」記事もある。(7) 等比数列として計算すると回収量50%である。EVにはゴムタイヤ摩擦や発電・充電効率の問題もある。それを加味して効果半分とすれば25%である。CO2排出量で計算すれば20%を減らす数字になる。





送電ロスや充放電ロスの不利は再生ブレーキの利益で埋め合わせられるのである。









*1  「トヨタ社長『自動車のビジネスモデル崩壊』-政府の『脱ガソリン』に苦言」『毎日新聞[web]』2020年12月17日(毎日新聞,2020年)





「日本は火力発電の割合が大きいため、自動車の電動化だけでは二酸化炭素(CO2)の排出削減につながらない」





*2 「火力発電の高効率化」(資源エネルギー庁、2015年)





*3 「トヨタ自動車、最大熱効率40%の2Lガソリンエンジンを展示」『日経XTECH』2018年5月28日(日経BP,2018年)





*4 M. ベロヴァ, Ye. コルビコヴァ「コロナ禍発生後のロシア LNG生産の現状と展望」『ロシアNIS調査月報』 65.12(ロシアNIS貿易会,2020年)





*5 「エネルギー基本計画」(資源エネルギー庁,2018年)p.39 





*6 工藤宗介「日本の再エネ比率、『2030年27%』で政府目標超える、英社が予測」『メガソーラービジネス』2020年8月21日(日経BP,2020年)





*7 安藤康之「減速時に生じる電力を蓄電!小田急がエネルギーの高効率化を担う装置を新導入」『EMIRA』2018年6月27日(EMIRA編集委員会,2018年) 「小田急電鉄では、回生ブレーキシステムを採用した4000形の省エネ車両導入を2007年より順次進めている。[中略]旧型車両と比較して約半分(46.8%)の電力で走行できる」(安藤)





トップ写真:西名古屋火力発電所。火力発電の熱効率は高い。2018年に中部電力西名古屋火力発電所は63%を達成している。105gつまり1.59kWh分の天然ガスから1kWhの電力を取り出した形である。写真は同発電所の状況。 出典:中部電力プレスリリース




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください