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日・仏学力レベル比較【2021年を占う!】教育

Japan In-depth / 2020年12月27日 7時0分

■ フランスは人材育成、日本は戦略が大切





日本のようにこれだけ平均的にできる子供たちが多い国は世界的に珍しいと言える。フランスをはじめ、多くの国では貧富の差で激しい教育格差が生まれ、その格差による影響に苦しめられてきているのが現実だ。世界ではそれを乗り越えようと奮闘しているのにもかかわらず、日本はすでにその壁は乗り越えているのだ。





ベースを固める人材は確実に育っている日本。2021年からは、海外との競争に対応できるトップ人材をいかに育成するかを考えた上で、この高い学力の若者が均一に存在することを踏まえた戦略が重要になってくると言えるだろう。





また、フランスは、全体の学力も落ちた上、力のあるエリートの絶対数が減少している状態から脱出することが今後の大きな課題といえる。さらに、2020年は新型コロナの影響で学校も休みがちであったがため、体力、学力共に落ちている。2021年以降は気合を入れて子供たちを教育し、国のベースの再構築が重要になってくるだろう。





コロナ後の2021年は新しい出発の年と言っても過言ではない。いまからそれに備えて準備する必要がある。ここぞという時に一気に飛躍できるよういまから努力していきたいところである。





<参考資料>





◎Pourquoi les élèves français sont-ils si mauvais en maths et en sciences ?





◎Cedre 2008-2014-2019 Mathématiques en fin de collège : des résultats en baisse





◎国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2019)における成績





◎EF EPI 2020





トップ写真:フランスの小学校の授業の様子 出典:フランス国民教育省ホームページ




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