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米、肥満でコロナのリスク大

Japan In-depth / 2020年12月29日 18時0分

専門家は、学校の閉鎖により、アメリカでは肥満に該当する子どもたちの数が、さらに増える可能性があると警告している。アメリカでは、以前から子どもの肥満が多く、アメリカで生活する子どもの約3分の1近くが太り過ぎで、糖尿病予備軍で将来の生活習慣病につながると言われている。





ワシントン大学のRuopeng An教授によれば、学校閉鎖によりアメリカの子どもたちは体育の授業や休み時間や放課後のスポーツプログラムなどに参加する機会がなくなっていたり、自粛生活で屋外で体を動かす時間が減っており、小児肥満を誘発する恐れがあると、注意を呼びかけている。今年12月まで学校が閉鎖されたままの場合、「2021年3月までに、新しく約127万人の子どもが小児肥満となるでしょう」とRuopeng An教授は述べている。





2020年3月からアメリカのほとんどの公立学校では、学校閉鎖を実施したが、このような社会環境の変化が子どもの身体活動量を減少させた。大手コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーによれば、幼稚園から高校までの生徒の約60パーセントが2020-2021年度の新学期をオンライン授業のみで迎えたと推定している。残りの20パーセントは、オンライン授業と対面式クラスがミックスされたハイブリッドモデルを選び、残りの20パーセントが対面式のみを選んだ。(※アメリカでは、各学区が独立しているため、学区によって学校再開の対応やモデルは、異なっている)。





都市部や大規模な学区は、オンライン授業にしているケースが多く、同じ学区の中でもオンラインを選んでいるのは、白人よりも黒人やヒスパニック系の子どもに多いことが分かった。複数の世論調査で、黒人やヒスパニック系の親は子どもたちに対面式の授業を望んでいないケースが多いことも判明した。





肥満や健康促進のためのプログラムを支援する非営利団体 PHIT Americaの創設者Jim Baugh氏は、「コロナ下で、小学校のほぼ半数が体育の授業を提供していない。子どもたちは、未だかつてない程、座っている時間が増えた」と述べた。イギリスのスポーツ医学誌で発表された研究によれば、パンデミック前の調査でも、アメリカは子どものフィトネスにおいて、世界50か国中、47位にランク付けされている。





▲写真 イメージ 出典:Pixabay



米国保健福祉省では、子どもの身体活動として、毎日中程度から高強度の運動を少なくとも60分間以上行うことを推奨しているが、実際にはアメリカの子どもたちの4分の3以上は、推奨されている身体活動の水準を満たしていない。新型コロナウイルスによる休校は、これに拍車をかけている。





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