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「コロナ対策と外交、問われる菅政権の真価」ジャーナリスト安倍宏行氏

Japan In-depth / 2021年1月10日 19時0分

さらに細川氏が、「中止の判断もしないし、やるとはっきりも言わない」と述べ、「多分政権はやりたい(のだろう)。菅政権はここに起死回生をかけており、人類がウイルスに勝ったオリンピックを成功させた、という理想像を描いているように思える」との見方を示した。そして、「今年衆議院の総選挙が必ずある。これにかなり影響を及ぼす」と述べた。





続けて安倍氏は「菅内閣が発足した時に、菅氏は『おかしいことは直していかねばならない』と言った。何を正してくれるのかと思ったが、おかしいことだらけだ」と述べた。「国民に外食するなと言っていて、お年寄りばかり8人以上で会食した。あれで国民の信頼を一気に失ってしまった」と例を挙げ、「国民の声がちゃんと届いていないのではないか。乖離してしまっている。今度の総選挙は、自民党にとって非常に厳しいものになる」と予測した。





さらに、細川氏が、東京都議会議員選挙に言及し、「前回の都議選は、小池百合子都知事率いる都民ファーストが大躍進して都議会自民党が大惨敗した選挙だった」と振り返ったうえで、「この構図も今回維持しているわけではなく、都民ファーストの小池百合子知事離れというのもある」と述べた。そして「小池百合子知事は昨年再選したので未だに支持はあるし人気も落ちては居ない。ただ、4年前の都議選とはだいぶ状況は違うし、都議選もどうなるか分からない。選挙に関わる人達にとっては不安要素がかなり増えている」と述べた。





安倍氏は、「都民ファーストの議員の中にはフレッシュな方もいて、小池旋風で当選した方がいっぱいいる」とし、「結局は個々の議員がこの4年間どれだけ汗をかいたのか、地元でどれだけの支持を維持できたのかに尽きる。その人次第ということだ。都民ファーストブランドを都民はほとんど覚えていないだろうから、都民ファーストというだけでは受からない」と述べた。





細川氏は、「都議は当選してしまうとなかなか活動が見えてこない」と述べ、「小池都知事は毎日のように目にすることはあっても、そこに対して都議は何をしているのかというのが非常に分かりにくい」とし、「都議選の前に都民の人たちはもう一度都議がこの4年間何をしてきたかということを調べて選挙に臨んでほしい」と、都議選への姿勢を促した。





安倍氏は、さらに今年は千葉県知事選もあると付け足した。





また、「海の外のアメリカでは、バイデン氏が第46代大統領として1月20日に就任式。同時に副大統領が女性初で、黒人とアジア人の流れを汲むカマラ・ハリス氏が就任する」と述べ、「今はまだトランプ氏が大統領だが、早速、コロナ対応が大きく見直されている。米中関係が非常に注目される。また、ヨーロッパとの関係も再構築される。菅総理も就任後はできるだけ早いうちに会うということなので、しっかりと外交してきてほしい」と、菅政権の外交に期待を寄せた。





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