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仏で邦人、塩酸をかけられる

Japan In-depth / 2021年2月14日 15時21分

しかも、パリ近郊では、アジア人を対象に暴力を働くケースも起こっていたこともある(「中国人狩り、フランスで頻発 」)。去年は、新型コロナウイルスの発祥と結びつけるなどして,アジア人に対する差別的行為を呼びかけるSNSが拡散した。極度に脅かすつもりはないが、普段から注意することに越したことがないのだ。





■ 注意を払う生活をこころがけよう





「私はまったく犯罪に出くわしたことがないことない」と、いう人もそれなりに多いと思うが、それは確かに幸いなことだ。しかしそれでも、ふとした拍子に何かの暴力事件に巻き込まれたり被害にあったりするかもしれない。今回のアシッドアタックの被害者もまさにそんなふいの出来事だった。まさか友達と話しているだけで、そんな目にあうとは思ってもいなかっただろう。





確かに、情報だけ知っていても全てを防ぐことはもちろんできない。でも、それでも、「自分だけは大丈夫」とは思わずに、こういった事件が普段から起きていることを認識し、滞在するにはもちろん旅行するにも情報収集を心掛けて危険を予測する糧とし、十分に注意を払うよう気をつけていきたい。その行動は無事に生きていくための基本でもあるのだ。多くの人が少しでも危険なことを遠ざけながら行動していくことを願うばかりである。





トップ写真:2017年4月2日インドのムンバイでロカンドワーラガーデンで開催されたアシッドアタックの犠牲者とのファッションショー 出典:Chirag Wakaskar / GettyImages




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