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仏、最西南端で感染者少の謎

Japan In-depth / 2021年3月15日 13時37分

このように、全国ニュースで感染が収まった地域と紹介されながらも、現地でもはっきりした理由がわからないため、安心もできないのが実情だ。









▲写真 2021年2月26日 パリ 出典:Chesnot/Getty Images





■ 警戒を怠らないことが一番重要





そこで、全国でピレネー=アトランティックの感染がおさまりつつあると紹介された次の日には、地元の新聞は浮かれることなく、「ピレネー=アトランティックでまだ注意を払わなければならない理由」というタイトルでさらに注意を促した。





フランス国内でも、感染が収まっている特異な例とみられているピレネー=アトランティックだが、今のところ決して他と比べて特別なことがあるわけではない。どちらかといえば、いつまた感染が拡大するかもしれないという危機感を持って行動している人が多いだけなのかもしれない。そう考えると、ピレネー=アトランティックが現在感染が抑えられている理由は、欧米と比べて感染がそこまで広がっていなかった日本の状況と共通点があるようにも思えてくる。





予防接種が始まった今でも、気を緩めないで対策を続けること。それが本当に一番大事なことなのかもしれない。





参考リンク





Covid-19 : le mystérieux recul de l'épidémie dans les Pyrénées-Atlantiques





Pourquoi l'épidémie de Covid-19 recule dans les Pyrénées-Atlantiques





トップ写真:オリヴィエ・ベラン仏保健相(2020年7月3日) 出典:Chesnot/Getty Images




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