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NY、ワクチン接種急ピッチ(下)

Japan In-depth / 2021年4月18日 13時33分

これらが簡便化すれば、今後、国内のあらゆる場面で接種証明は通行手形として標準化するかもしれない。





反面、実施されていない重要な課題は未成年者への接種だ。





12~15才への投与に関しては2260人が参加したファイザーの治験で100%の効果がある、という結果が出た。治験でワクチンの投与を受けた子供でCOVID-19を発症したものは1人もおらず、重篤な副作用もゼロだった。これらの結果を踏まえ、12才以上のワクチンの接種は近く緊急承認される可能性が高い。





全米3億2800万人のうち、現在少なくとも1回の接種をうけた人は1億2500万人であり、接種完了者は7800万人。現在接種資格がない子供は人口の2割近くを占めることから、早急な対策が望まれる。私の2人の子供はまだ12才以下であり、今後の展開には大いに興味がある。





それにしても、国を上げての接種開始が始まった昨年12月からたった4ヶ月で1億回以上のワクチン接種を実施したアメリカという国の、一度決めたら考えられないような規模とスピードで動くさまは、この国の軍隊の規模と能力に比例しているように思えて仕方ない。





国益に叶う、とされれば、一つの意思を通すためには政治でも万難を排して動く仕組みを、この1年目の当たりにしてきた。国益、とはすなわち国民の利益。なんだかんだと言っても、この国は健全に機能しているのではないかと思う。





(上はこちら)





トップ写真:ワクチンを接種するクオモNY州知事(ニューヨーク市2021年3月17日 ハーレムのマウントネボバプテスト教会) 出典: Seth Wenig-Pool/Getty Images




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