ソウル市を左派拠点化した朴元淳前市長
Japan In-depth / 2021年4月23日 19時57分
例えば2014〜20年の間に、朴元淳が作った「マウル(村)共同体支援センター」という市民団体には332億ウォンを、「NPOサポートセンター」には134億ウォンを使っている。そして、そうした市民団体を支援するために、専門の機構である「中間支援組織」まで作り、その運営も市民団体に任せた。
2.血税が重点供与されたのは朴前市長の縁故関係団体
ソウル市の支援を受けたこうした団体の多くは、朴元淳前市長選挙陣営で活動したり、朴前市長の市民団体活動時期、彼と縁を結んだ人々が関係した団体だった。
朴前市長選挙陣営出身者が、2015年に設立したある団体は、汝矣島公園スケートリンク運営権など、数十億ウォンずつ入るソウル市の利権事業を9つも受注していたのだ。また朴前市長が監査を務めていた環境保護団体では、2017年に85億ウォンで「ソウルの森公園」の運営を委託されていた。
その中でもソウル市が2017年から1兆7000億ウォンを投入する目標で推進した太陽光発電事業は、左派勢力を太らせる重要なプロジェクトとなっていた。
この事業を主に推進していたのは、従業員40人に数年間賃金を与えていない疑いで拘束されたホ・インフェ率いる「緑の夢協同組合」という太陽光企業だったのだが、ソウル市はこの企業に2017~2018年の一年間だけでも37億ウォンの補助金を支給していた。ホ・インフェは、1985年に高麗大学総学生会長として活躍したいわゆる学生運動圏の大物だ。
ホ・インフェは、ソウル住宅都市公社(SH)からもミニ発電所事業25件を受注していたが、その当時のソウル住宅都市公社社長が、土地投機疑惑で責任を取り今回の内閣改造で辞職したビョン・チャンフム国土部長官だった。
3.朴前ソウル市長と寄生左派市民団体の共生構図
朴元淳前市長時代のソウル市が、市民の税金で左派市民団体を太らせているとの指摘は以前からなされていたが、しかし、ここまでひどいとは誰も知らなかった。ソウル市と左派市民団体は、財政支援と政治的支持を取引する「持ちつ持たれつ」の共生関係だったのだ。
文在寅政権の政策失敗が続く中、文在寅大統領の支持率が30%台を維持する摩訶不思議な状況が続いているのは、こうした寄生虫化した市民団体が無条件で文政権を支えているからだ。反日ビジネスで慰安婦のおばあさんたちからカネを搾り取っていたユン・ミヒャンの正義連もそうした寄生虫団体の一つである。
この記事に関連するニュース
-
韓国野党の李在明代表に有罪判決、大統領選で虚偽発言 次期大統領選の行方も左右
産経ニュース / 2024年11月15日 16時17分
-
韓国・尹錫悦大統領に迫る静かなる危機と、それを裏付ける「レームダック指数」とは
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月13日 13時2分
-
リグーリア州知事選、僅差で与党勝利、野党連携も及ばず(イタリア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月6日 11時0分
-
ついに関西で「維新離れ」が始まった…大阪で全勝した日本維新の会が、大阪以外で全く通用しなかったワケ
プレジデントオンライン / 2024年11月1日 16時15分
-
“資源貧国”韓国、昨年の海外資源開発はたった2件=韓国ネット「前政権で国が50年後退した」
Record China / 2024年10月30日 7時0分
ランキング
-
12025年に思い出が消える!?「ビデオテープが見られなくなる」問題【THE TIME,】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月27日 9時0分
-
2輪島市など震度5弱、住民不安「電柱倒れるのでは」…元日とは別の断層の可能性
読売新聞 / 2024年11月27日 21時54分
-
3国民民主・玉木氏、異例の官邸訪問=石破首相に原発新増設を要望
時事通信 / 2024年11月27日 20時9分
-
4出品者に情報提供求める=アマゾンジャパンの独禁法違反―公取委
時事通信 / 2024年11月27日 19時31分
-
5建築火災の専門家「密閉的な空間で放火されたらどうしようもない…」札幌すすきの“ガールズバー”爆発火災 火を放った疑いの41歳男性と20代女性従業員の間で交際トラブルも
北海道放送 / 2024年11月27日 19時56分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください