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バイデン政権、国防予算要求は微増

Japan In-depth / 2021年6月1日 11時0分

ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外の高校を卒業したが、ディベートクラブに所属していたこともあり、彼の英語は完璧でフィラデルフィア訛りがあるといわれる。第一期ネタニヤフ政権が発足したのは1996年6月、ちょうど筆者が中東第二課長になった直後で、確か当時ワシントンからパリ経由でイスラエルに出張したと思う。





当時イスラエルではネタニヤフ新政権の要人に会うべくアポを申し込んでいたが、テルアビブの日本大使館が如何に努力しても首相府要人とのアポは取れなかった。そこで経由地のパリからワシントンの友人に直接電話してお願いしたら、何と30分もしない内に首相府の安全保障担当補佐官とアポが取れ、びっくりしたことがある。





さらに驚いたのは、当時首相府にいた補佐官の多くが「完璧な米語」を喋るJewish Americanだったことだ。誤解を恐れずに言えば、当時からワシントンとエルサレムは直接繋がっていたということ。これではパレスチナ人や他のアラブ人が「逆立ちしても勝ち目はない」だろうなと痛感した。これは今でも鮮明に覚えている。





そのネタニヤフ氏、当時は極右政治家のように言われたが、今や彼はイスラエル政界で中道右派などとも揶揄されている。労働党とリクードの時代からイスラエル政治は大幅に右傾化してしまったからだ。そのネタニヤフ氏は下野しても、悠々自適の引退生活どころか、下手すると刑事被告人にもなりかねないという。どうなることやら。





〇アジア





英情報機関が武漢ウイルス研究所からのウイルス流出について再評価していると報じられた。先週はバイデン大統領が研究所から流出した可能性について調査するよう指示している。昨年はトランプ政権がこの「研究所流出」説を喧伝していたので、メディアも「まさか」という反応だったが、これは、もしかしたら、もしかするかもしれない。





〇欧州・ロシア





2012~2014年に米NSAが、ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、フランスの首脳や高官の情報を集めるため、デンマーク国防省傘下の国防情報庁と協力しデンマークのインターネット回線を盗聴していたと報じられた。でも、驚くに当たらない。アメリカは第二次大戦中ですら同盟国の英国を盗聴していたのだから。歴史は繰り返すのか。





〇中東





国連人権理事会がイスラエルとハマスの軍事衝突に関し、双方の人権侵害状況の調査を賛成多数で決議、独立調査委員会の活動が始まるという。人権高等弁務官はハマスのロケット弾発射だけでなく、イスラエルによる空爆も戦争犯罪に当たる可能性があると述べたそうだが、そもそも両者は比較の対象になるのか、良く分からない。





〇南北アメリカ





ペルー大統領選の決選投票が来週6日行われるが、左派政権誕生への警戒心が広がる中、フジモリ元大統領の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏が追い上げているそうだ。あの忘れもしない日本大使公邸人質事件は1996年12月から4カ月も続いた。ああ、あれからもう25年もの年月が流れたのか。光陰矢の如し、である。





〇インド亜大陸





インドのコロナ感染はまだ続いているが、感染者数は一日当たり40万から20万に「大幅に」減少したそうだ。流石はインドである。今週はこのくらいにしておこう。





いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。





トップ写真:議会で演説するバイデン米大統領(2021年4月28日) 出典:Chip Somodevilla/Getty Images




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