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トランプと露KGBの関係 その1

Japan In-depth / 2021年6月6日 14時26分

▲写真 ユリ・シヴェッツ氏(2021年5月) 提供:Scott Filipski





シュヴェッツ氏:「1987年秋。ソ連が崩壊する直前、冷戦の緊張が最も高い時期のことだ。モスクワ郊外にある外諜報の機関、KGBの国家保安委員会の第1総局本部で、自分が担当するケースに関連する情報を調べているとき、ニューヨークからの電報が目に入った」





シュヴェッツ氏:「アクティブ・メジャーズ(積極工作)の数年間にわたる活動の中で、もっとも成功した例だとして、熱烈に賞賛された分析レポートでした」





Q(筆者):「積極工作」とは?





シュヴェッツ氏:「積極工作とは、クレムリンが望ましい行動をとらせるように、ある明確な人々、又は人口層を誘導させる情報を流すことだ。KGBにとって積極工作は全ての工作の中で最大の頂点だ。ただの情報収集と違って、政策方針や政策立案プロセスに影響を与えることが出来るからだ」





1987年8月の米国務省レポート「ソ連影響活動」によると積極工作は4つの項目で定義:偽情報と偽造利用、偽装組織、野党の共産党や左翼政党へ支援、そして 政治影響活動だ。





この時代特に目立った例はAIDSがペンタゴンの研究機関で武器とし て作られたというKGBフェイク・ニュースである。インドの新聞記事で発生し、世界中に普及される事になった。





ドナルド・トランプによる工作は1987年9月2日にアメリカの最も影響力がある3代 新聞、NYタイムズ紙・ワシントンポスト紙、ボストングローブ紙に自費で全面意見広告を掲載することだった。





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(1987年9月2日 全面意見広告の訳:





「アメリカの外交政策に、少しの気概で直せないものはない」





ドナルド J. トランプの公開書簡:





なぜアメリカは、自国を防衛する余裕のある国を守るために





お金を払うのをやめるべきなのか。





アメリカ国民へ





何十年もアメリカが日本と他の国に利用されている。





今までもこの問題が続き、アメリカの石油供給のため重要ではない地域にもからわらず、日本と他国がほぼ完全に依存している石油供給の為 アメリカはペルシャ湾を防御している。自国の国益がアメリカに守られているのに、なぜアメリカの死者と数十億ドルの損失に対しての補償をしないのか。アメリカのお陰で存在しているサウジ・ アラビアは先週、巡視するためにサウジの掃海艇(残念ながら米国の掃海艇より高度技術である)の利用を拒否した。我々が必要としない石油を輸送する、自国船でもない船を財政協力なしで防御することによってアメリカの政治家が世界中に笑われている。





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