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プーチン氏、バイデン氏に一目

Japan In-depth / 2021年6月22日 23時0分

どうやらこの次期大統領、18歳でイラン革命に参加して以来、一貫して保守強硬路線を貫いてきた、コテコテの反米政治家のようだ。こんな人物が自然発生的に大統領に上り詰めたとは到底思えない。ハーメネイ最高指導者はイスラム革命の守護者であり、イランイスラム共和制を維持するためなら、文字通り何でもするのだろう。





米露首脳会談については毎日新聞政治プレミアに、イラン大統領選挙については日経ビジネスオンラインに、今週それぞれ小論を寄稿した。ご関心のある向きは是非ともご一読願いたい。もしかしたら、10年後に現代史を振り返れば、2021年6月が国際情勢の重要転換期だったという評価になるかもしれないので・・・。





〇アジア





香港の民主系「蘋果日報(アップル・デイリー)」が、国家安全維持法違反容疑をめぐる捜査で同社の資産が凍結されたため、数日以内にも事業閉鎖を余儀なくされる見通しだと報じられた。遂に来るものが来たということか。今後香港は急速に「本土化」していくのだろう。実に空しい。実に悲しい。





〇欧州・ロシア





ミャンマー国軍トップがモスクワで開かれる国際安全保障会議に出席するためロシアに向けて出発したそうだ。総司令官の外遊は4月のASEANA臨時首脳会議に続き2度目だが、訪問先が中国ではなくロシアというのも、実に興味深い。それなりに考え抜かれた外遊なのだろう。





〇中東





イスラエルで12年振りで誕生した新政権が2日続けてガザ地区ハマース拠点を空爆したという。停戦から1か月を迎えたのに、攻撃の理由は一体何だろう。極右系ベネット新首相の意向なのか、それともイランの保守強硬派大統領誕生を見据えた措置なのか、それともハマースに新たな動きが見られるのか。要注意である。





〇南北アメリカ





米国では、バイデン大統領の6兆ドルの巨額インフラ投資計画をめぐり、超党派の合意が形成されつつあるらしい。ところが、悪魔は詳細に宿るのか、今度は民主党内リベラル系議員と大統領の関係がギクシャクしているという。それにしても、米国の予算審議は本当に複雑だ。米国式が良いのか、日本式が良いのか、分からなくなる。





〇インド亜大陸





インドのオリンピック委員会が、東京の組織委員会によるインド選手などへの3日間隔離方針を「極めて不公平」として改善を求めているらしい。誤解に基づくエピソードであることを祈ろう。本番が近付けば、この種のトラブルは急増する。皆さま、本当にお疲れ様です。

今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。





トップ写真:米露首脳会談でのバイデン米大統領、プーチン露大統領(ジュネーブ 2021年6月16日) 出典:Denis Balibouse - Pool/Keystone via Getty Images




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