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都議選公約分析「自民党」野党の立場は政党を真摯に成長させる?

Japan In-depth / 2021年6月30日 23時0分

②は、以下の通りである。国政のこども庁設置にも対応しているのかもしれない。









▲画像 【出典】自民党公約





特徴③は課題でもある。つまり、抽象的であるので、具体的にしめすことが必要である。「充実強化します」「目指します」「取り組みます」のオンパレードはいつものことだが、小池都政をなぞっているだけのものもあり、曖昧すぎる。曖昧なキャッチフレーズが続くと主権者は判断がつかない。





第二に、東京一極集中問題への言及である。コロナ禍が多くの国民も東京一極集中への問題意識を深めるようになった。今回、過度の集中による弊害を持つ東京の存在意義が問われているのにもかかわらず、それに対して出てこない点が問題であろう。全国政党の自民党だからこそ、東京だけが栄えるのではない「東京と地方の共存共栄」のモデルが出せるのではないかと思う。





■政策評価の専門家としては





さて、政策評価の専門家として5つの視点から評価を下そう。





 ①コンセプト:△ ⇒【理由】あいまい・総花的





 ②都民視点:〇 ⇒【理由】減税という点





 ③問題解決:△ ⇒【理由】顕在する問題には対処はできているが・・・





 ④未来志向:〇 ⇒【理由】AIなど社会の変化を見据えている





 ⑤政策としての基本要件:× ⇒【理由】明確だが、成果指標や実施後の結果が見えない





ということになる。





実績や安定感を見れば自民党だが、野党としての色も見えないのだ。小池都政の様々な計画に書かれていることを少し修正したレベルの内容である。野党として正直、何をやっていたのか、という感じである。小池都政のコロナ対策やなど、新たな提案をできないのは残念である。経済政策についてももっと大胆な政策提案ができるはず。自民党の公約推進に期待したい。





トップ写真:自民党選挙演説の様子 出典:自由民主党 Facebook




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