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大谷出場の球宴にテロ計画?

Japan In-depth / 2021年7月19日 13時58分

また、ネットでは「1000発という銃弾は多く感じるが、アサルトライフルを4人が連続して乱射したら、数分でおわってしまう数。大量殺戮を企てたにしては弾薬の数が少なすぎるし、1000発の弾薬に対して16丁という銃の多さも不可解」との指摘があった(実際、ラスベガスの事件では犯人は群衆に向けて、一人で1000発の銃弾を10分で撃てている)。


4人の容疑者は大会が開催された前日の日曜日と月曜日に裁判所にそれぞれ出廷した。


容疑者の一人は、審問の中で、他の3人に現地で会い、3人が銃器や麻薬類を大量に持っているのを見た、という。その上で「それらは麻薬などの取引に使うものだと思っていた。大量殺戮が計画されていると知っていたら、絶対に止めていた」と述べている。


4人の容疑者には武器の不法所持の他に、規制薬物の不法所持、販売目的での所持の容疑もかけられている。


以上のようなことから、実際にはテロが計画されていたのではなく、武器や薬物の違法取引が行われようとしていた事件なのではないかという見方が浮上している。


だがその見方にしても断定してしまうには判断材料に乏しい。


不審を持たれても仕方ない持ち物を、ホテルの客室係に見られてしまったり、オールスターゲームという大イベントでVIPなども宿泊する警戒が厳しい高級ホテルをあえて薬物などの取引現場の舞台としてとして選ぶなど、ガードがあまりに低く、不可解である。


デンバー市のハンコック市長は大会前日の日曜日、「この事件が何であるかを明確に述べることはまだ出来ない。だが人々に憶測はさせたくない」と述べている。


FBIは現場からみつかったものなどから、事件を「オールスターゲームに向けられた脅威に関連していると信じる理由はない」として、大会は予定通り開催された。


容疑者たちは19日に次の出廷が予定されている。


ワクチン接種が進んで社会が正常化するのは大いに歓迎だが、パンデミック以前のアメリカの「負の部分」まで正常化してしまわないよう、心から願いたい。



▲オールスター会場前に現れたトランプ支持者のグループ(撮影:筆者)


 


トップ写真:試合が行われたコロラド州・デンバーのCoors Field。「ホームラン・ダービー」の大谷の打席で満席5万人が総立ち、地元チームのヒーロー選手への声援かと思うくらいの歓声がスタジアムを支配する(撮影:筆者)


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