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仏、コロナ健康パス導入で混乱

Japan In-depth / 2021年7月22日 19時0分

▲写真 フランス全土のカフェやレストランがCovid-19の制限の解除を受け6か月ぶりに再開し、賑わうパリ(2021年5月19日) 出典:Photo by Kiran Ridley/Getty Images





■ 新たなフランスの対策





こういった状況を受け、新たな対策が儲けることが発表された。陽性者の隔離、今月21日から「健康パス(パス・サニテール)」と呼ばれる陰性、もしくはワクチン接種などの証明の導入、医療従事者のワクチン接種義務だ。これらは、12日のエマニュエル・マクロン大統領のテレビ演説で述べられたことでもある。





各項目の具体的な内容は以下となる。





 ・感染が確認された人については、10日間の隔離を義務づけ、従わない場合は最大で1000ユーロ(日本円で約13万円)の罰金を科す。





 ・また今月21日以降、50名以上が集まる文化施設やレストラン、20000m²を超えるショッピングセンターに入る際は、健康パス提示が必要になる。ただし、食料品、薬局などでの必需品の購入は健康パス無しでもできる。徹底されているかどうかは当局が取り締まりを行い、守られていない場合は店側に罰金を科す。





 ・介護者か非介護者であるかにかかわらず、病院、クリニック、高齢者施設、障害者施設で働く全職員、また、施設や家庭内で高齢者や脆弱な者と接触する専門職及びボランティアに9月15日までにワクチンを接種することを義務付ける。





■ 反対者の行為に対する非難





マクロン大統領の健康パスを適用するとの演説後には、多くの国民がワクチン接種会場に詰め掛けた一方、ワクチン接種は義務とされないながらもほぼ義務と同じであり、自由を奪われると、一部の国民は不満を募らせた。週末にはフランス各地で反対デモを繰り広げ、ワクチン接種センターが破壊される事態まで発生。





しかしながら、そのデモでの表現方法が逆に批判もよんだ。デモでは自由を奪うマクロン大統領を揶揄するため、「マクロン大統領=ヒトラー」という看板を掲げ「独裁者」だと非難したり、各官僚の写真にヒトラーの髭を模したものを付けたり、第2次世界大戦当時 ユダヤ人に付けていた「黄色のダビデの星」を自らに付けて抗議した者たちが存在したのだ。





これらは、まったく同じではないものの比較であり、特にナチスに祖父を拷問され殺されたある医師は、強くショックを受けたと怒りを表明し、こういったことをした人たちを「腐った奴」と非難していたことは大きな反響を呼んだ( https://twitter.com/Drmartyufml/status/1416454574106361865?s=20)





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