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仏、健康パスとワクチン接種

Japan In-depth / 2021年8月3日 19時0分


写真)健康パス・ワクチン接種に対するデモの様子(2021年7月17日) 出典:​​​​​​Kiran Ridley/Getty Images


健康パス・ワクチン接種に反対しているのは誰?


このように、感染拡大の 防止目的で導入された健康パスであるが、一部の国民は、健康パスまたは、ワクチン接種自体に反対しており、毎週末、反対デモが行われている。


それでも、7月16日に行われたFranceinfo/LeParisienの世論調査によれば、フランス人の62%が公共の場所に入るための健康パスチェックに賛成であり、69%が医療従事者に対するワクチン接種義務に賛成している。また、7月30日に行われたTF1 / LCIの調査においても、反対デモを支持 しない人は51%であり、支持 する人は40%と、健康パスに賛成する国民の方が多いようだ。


では、反対している人はどのような人たちなのであろうか?年齢別に見れば、65歳以上の反対デモへの支持率は18%に対し、25歳~34歳の若者は57%。支持している人は、予防接種を受けていない人々の92%とほとんどだが、逆に完全に予防接種を受けた人では反対者は19%しかいない。また、ワクチン接種自体への反対は33%であったが、措置を課すこと自体を拒否している人が65%と大半を占めている。


ようするに、フランス国民は、大多数が健康パスの導入に賛成しているが、ワクチン接種を していない若者を中心に、国民の約26%が義務を課されることに反対しており、約13%がワクチン接種に不安をもっており、その国民が反対デモを行っているようだ。


デモの参加者の中には、黄色いベスト運動参加者もわずかながらも含まれている。黄色いベスト運動中に片目を怪我したことでも有名な、指導者の一人であったジェローム・ロドリゲス氏が演説する姿もあった。また、反マクロン派も多く含まれている。24日は、パリでは3か所でデモが行われていたが、その中でも極右の国民連合党の元幹部フロリアン・フィリポ氏が開催したトロカデロの集まりが一番規模が大きい集まりとなった。フィリポ氏は、演説や、インタビューの中でも何回も健康パスの義務を課したマクロン大統領の辞任を訴え、31日も同様に反対デモを開催している。


31日のデモは、パリ、トゥーロン、ボルドー、マルセイユ、ニース、ナント、ポーなど、フランス各地で行われ、全国で20万人がデモに参加した。24日の16万人よりも参加者が増加している。


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