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混戦必至、フィリピン大統領選

Japan In-depth / 2021年9月24日 0時0分

今回与党の一部、パッキャオ氏を支持する派閥が彼を大統領候補に指名した背景には、9月8日のドゥテルテ大統領を副大統領候補に指名した党大会で、同時に指名したドゥテルテ大統領の側近、クリストファー・ボン・ゴー上院議員が大統領候補指名を固辞したことがある。





党内のドゥテルテ大統領支持派は、ゴー氏の頑なな固辞を受けて、別の大統領候補を模索していたが、こうした事態を受けてパッキャオ氏の指名が実現した。





ドゥテルテ大統領支持派は「パッキャオ氏指名は党の正式決定ではない」と反発、パッキャオ氏支持派も「ドゥテルテ大統領支持派が党を乗っ取るのは許せない」と逆襲するなど党内の派閥抗争が一気に噴出する事態となっている。





■予断許さない今後の展開





こうした与党の内紛を受けて反ドゥテルテを掲げて政権交代を目指す野党側はレニー・ロブレド副大統領を軸に「勝てる候補者」の選出を急いでいる。





そうした中22日には俳優出身でマニラ市のイスコ・モレノ市長が大統領候補としての出馬を表明し、大統領選に正式に参戦。さらにマルコス元大統領の長男で元上院議員のフェルナンド・マルコス・ジュニア(愛称ボンボン・マルコス)が連邦党から大統領候補として指名を受けるなど動きが目まぐるしくなってきた。





加えて「父が副大統領候補を辞退するのであれば考え直す」として、大統領候補への出馬に含みを持たせているドゥテルテ大統領の長女サラダバオ市長の今後の動向からも目が離せず、10月1日の立候補届け出に向けて予断を許さない状況となっている。





トップ写真:天皇陛下即位の礼に出席するため訪日した長女サラ・ドゥテルテ ダバオ市長とドゥテルテ比大統領(2019年10月22日) 出典:Photo by Carl Court/Getty Images




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