バイデン「台湾防衛発言」の波紋
Japan In-depth / 2021年10月27日 21時11分
▲写真 「メモリアルデーコンサート」に出席したコリンパウエル米元国務長官(2021年5月28日、ワシントンDC) 出典:Photo by Paul Morigi/Getty Images for Capital Concerts
〇アジア
中国でコロナ感染再拡大の恐れがあるという。北京市内で数万人単位の隔離が行われ、北京マラソンも中止された。来年早々の北京冬季オリンピックに「背水の陣」ということか。幸い日本の数字は驚くほど低いが、誰も正確にはその理由が分からない以上、日本側が北京のこうした動きを批判することはできないだろう。
〇欧州・ロシア
トルコ大統領がトルコ人実業家の解放を求めた米仏独など10カ国の駐トルコ大使を「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定するよう求めたらしい。大統領は演説で外相に必要な指示を出したと述べたそうだが、トルコ外務省も苦慮しているのではないか。こんなことを繰り返しても、トルコ経済が悪化するだけなのに・・・。
〇中東
スーダンで軍がクーデターを起こし、暫定首相や複数閣僚の身柄を拘束したという。2019年の独裁政権崩壊後、軍民共同の暫定政権が発足し2023年までの民政移管を目指していた。だが、軍の指導者が国家非常事態を宣言し、暫定政権崩壊を表明したのだから、民主化プロセスは頓挫しつつあるようだ。別に驚かないが・・・。
〇南北アメリカ
バイデン大統領の評判が良くない。Fザカリアは、「このままではバイデン政権は(失敗した)カーター政権と同じになる」と警告した。誰が悪いのか知らないが、関係者各人が正しい判断をしても、「合成の誤謬」という罠が待っているのか。最後は大統領の資質の問題に帰結するだけに、バイデン政権は早くも正念場を迎えているようだ。
〇インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは来週のキャノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:マーティンルーサーキングジュニア記念館10周年記念式典に出席するバイデン米大統領(2021年10月21日、ワシントンDCにて) 出典:Photo by Chip Somodevilla/Getty Images
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