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立憲民主党代表選【政策・人間力分析】その2 逢坂誠二さん

Japan In-depth / 2021年11月29日 23時13分

立憲民主党代表選【政策・人間力分析】その2 逢坂誠二さん




西村健(NPO法人日本公共利益研究所代表)





【まとめ】





・比較的リベラルだが外交では現実的な政策。





・声診断では「人を導くことに才能がある」。「課題は人生を楽しむ」こと。





・地方首長の代表として頑張ってほしい





 





立憲民主党の代表選が行われている。第2回目は逢坂誠二さん。しっかりした声で冷静に話しかける音楽好きな紳士である。白髪とピンクのネクタイなどファッションにも定評がある元ニセコ町長。北海道8区選出の議員である。





実は、筆者が所属するPMFJ(行政経営フォーラム)にも所属していた先輩でもある。ニセコ町の予算書は、その業界に参画した当時新米だった私がかなり参考にさせていただいた。





住民にとっても「どういった事業があり、予算がどういったもので、どこに使われているのか」が冊子になっていて初学者であった私はそれを読んで学んだものだ。





またHPには「独創的な発想で地方自治の旗手として新風を吹き込み、2004年に内閣府が行った調査でニセコ町は参考にしたい自治体の全国1位に輝く」とあるが、この言葉以上にニセコ町の逢坂町政は凄かったことを専門家としては言っておきたい。





■ その実務能力





1959年4月24日生まれ、北海道虻田郡狩太町(現:ニセコ町)に生まれる。日用雑貨屋を営んでいた両親のもとに生まれ、ヤクルトや牛乳の配達、集金など家業を手伝ったそうだ。倶知安高等学校を卒業後、北海道大学薬学部に入学し、卒業。大学4年夏に父親が病気になり断念。転勤のない町役場の試験を受けニセコ町役場に就職。





「自分がちょっと怠けるだけで数千万円が無駄になると気づく。それから必死に勉強しました。でも上司(当時の町長)にまったく理解がなかった。35歳で役場を辞めようと思いました」という思いで過ごす。





就職後も住民対話を熱心に続けたそう。町長選挙に出てニセコ町長に出馬、当選。その後、3期務め、地方自治のモデルを構築。





その後、衆議院議員に立候補。当選後は、内閣総理大臣補佐官、総務大臣政務官などを歴任した。立憲民主党においても、政務調査会長、予算委員会野党筆頭理事、予算委員会野党筆頭理事、政務調査会会長代理、エネルギー調査会会長などの要職を担った。





■ 比較的リベラルだが現実的な政策





政策スタンスを見てみよう。東大・朝日新聞の調査結果を見てみると、





経済で見ると





・小さな政府には反対

・公共事業による雇用確保にどちらかというと賛成

・景気対策のために財政出動を行うべきにどちらかというと賛成

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