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立憲民主党代表選【政策・人間力分析】その3 泉健太さん

Japan In-depth / 2021年11月29日 23時37分

立憲民主党代表選【政策・人間力分析】その3 泉健太さん




西村健(NPO法人日本公共利益研究所代表)





【まとめ】





・外交では現実的な傾向だが、米従属でも中国寄りでもなく独自路線が明確。





・声診断では「これまでの経験を削ぎ落とすくらいの覚悟で取り組むことで新しい道が開ける」とのこと。





・権威主義的な日本社会を変えるために若手がリーダーになることが日本のためになる。





 





立憲民主党の代表選が行われている。第3回目は泉健太さん。衆議院議員。京都3区(京都市伏見区、長岡京市、向日市、大山崎町)選出である。前回の代表選に出馬し、枝野さんに敗れたが一定のプレゼンスを示した若手議員であり、現在の党政調会長を務める。





前回の選挙時には「国民に愛される政党」「追及、批判だけではない政策を伝える」「提案型の野党」と政党の在り方を掲げていたが、今回は「普通の安心が得られる社会」という政策理念を掲げてきた。





この泉さん、以前から「自己実現のために政治をしているのではない」と発言していたように、政治家になって権力を握りたい、出世したい、政治家になってプライドを満足させたい….という人間ではない。「自民党に移ったら?」ということを言われることがあると言っていたが、そういったことはしないそう。社会の在り方を考え、方向性を示す、そして、現実を変えていくことに意義を感じるタイプである。そうした意味で、旧来の政治家とは一線を画した「新時代の政治家」といっても過言ではない。





■ 経歴





1974年7月29日北海道生まれの47歳。少年時代は野球に励む。市立北海道札幌開成高等学校をへて立命館大学法学部に入学。大学時代には弁論活動、ボランティア活動に熱心に取り組んだそう。そのときも縁があったそうで、法学部卒業後、福山哲郎参議院議員の秘書を務めた。





2000年、衆議院選挙に挑戦するも惜敗、2003年の選挙で、初当選。当時29歳。その後、8期連続の当選をほこる(あの宮崎謙介元議員と小選挙区で戦っていたこともあり、その補選に出たため同期より多めの当選回数であるようだ)。





民主党では「次の内閣」子ども・男女共同参画担当副大臣、政権交代後、内閣府大臣政務官に就任し、少子化対策、男女共同参画、防災などを担当した。前前回の衆議院議員選挙では希望の党より立候補して当選、国民民主党国対委員長、政務調査会長などを歴任。その後、立憲民主党に合流した。ちなみに、福祉施設職員の経歴も。家族は妻と子ども3人。趣味は料理、DIY、自転車、アウトドアなどだそう。





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