1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

箱根駅伝の功罪 年末年始の風物詩について その4

Japan In-depth / 2021年12月27日 22時22分

早い話が、はじめから正月のイベントでもなければ日本の男子マラソンを強化することに主眼が置かれていたわけでもない。箱根駅伝が盛り上がりすぎてどうのこうのというのは筋違いではないだろうか。





一方ではここ数年、欧米ではEKIDENの面白さに目覚めた人が増え、各地で大会が開催されるようになってきたとも聞く。





いずれオリンピック種目に……と言いたいところだが、競技時間も長いし、ハードルは結構高いかも知れない。





ただ、こういうことは言える。





そもそもマラソンとは紀元前450年に、アテネの軍勢が数で勝るペルシャ軍を奇襲で撃破した「マラトンの戦い」に由来する。マラトンからアテネまでの42.195㎞を駆け抜けた伝令の兵士が、





「我らアテネ、勝てり」





と告げるなり息絶えた。との伝承だが、真偽のほどは定かではない。





中学陸上部時代、42.195㎞という距離をもじって





「マラソンは死に行く覚悟」





などと教わったものだが、これも私見ながら、孤独との戦いとも言われるマラソンより、仲間が襷をつないで行く駅伝の方が、平和の祭典にはふさわしい気もする。





それよりなにより、新型コロナ禍が今後どうなるか。箱根駅伝の沿道での応援は、前回「密」の問題が取り沙汰されたが、今度は大丈夫なのか。今はそのことが気がかりだ。





(続く。その1、その2、その3)





トップ写真:第88回東京箱根駅の初日(2012年1月2日) 出典:Photo by Sports Nippon/Getty Images




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください