中国工作員、米英豪に浸透か
Japan In-depth / 2022年1月26日 19時34分
クリスティン・リーは、ロンドンとバーミンガムに弁護士事務所を構えている。リーは1963年、香港で生まれた。1974年、両親と共に香港から北アイルランドへ移住している(英国籍を持つ)。なお、リーには2度の結婚歴があるという。
無論、英議会だけではなく、米連邦議会内にも、中国人スパイは浸透している、との報道もある。
『大紀元』「中国が世界で大規模なハニートラップ、米元情報当局者『米だけで数千人』(2020年12月12日付)と『産経新聞』(「中国の女性スパイが民主党下院議員を籠絡 情報収集に協力か 米報道」2020年12月17日付)は以下のように報道した。
第1に、中国の女スパイがカリフォルニア州などの民主党所属の議員に接近し、複数の男性と不適切な関係を結んだ(名指しされたのは、カリフォルニア州選出のエリック・スウォルウェル<Eric Swalwell>民主党下院議員)。
▲写真 米民主党・エリック・スウォルウェル下院議員 出典:Photo by Al Drago-Pool/Getty Images
第2に、そのスパイは20〜30代の中国人女性で、クリスティーン・ファン(Christine Fang、方芳<Fang Fang>)と名乗った。留学生として、サンフランシスコ近郊にあるカリフォルニア州立大学イーストベイ校(California State University, East Bay)に通っている。方芳は在サンフランシスコ中国総領事館の命令で動いていたという。
第3に、『Fox News』は同年12月10日、米情報機関元当局者の証言として、米国内に数百人から数千人の中国人スパイが潜んでいると報じた。
第4に、中国は、世界的にハニートラップを仕掛けており、「新型コロナ」流行後、活動を活発化させているという。
第5に、これらのスパイは名門校出身で、流暢な英語を話す。彼らはソーシャルメディアのリンクトイン(Linkedln)とフェイスブック(Facebook)等を使いこなし、標的の政治家に接近している。
第6に、情報機関元官僚のデル・ウィルバー(Del Wilber)は、ターゲットの大半が既婚男性だと指摘した。ウィルバーによると、中国人スパイは、あらゆる場面を写真や映像で記録し、脅迫に使う。「ハニートラップにはめられた政治家は、中国当局への情報提供を強要されている」という。
ところで、英米以外にもオーストラリアが中央統戦部の攻撃目標になっている。『Bloomberg』(「中国が豪州で工作活動との報道相次ぐ-両国間の緊張高まる」<2019年11月26日付>)は次のように伝えている。
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