中国工作員、米英豪に浸透か
Japan In-depth / 2022年1月26日 19時34分
豪メディアは、中国の工作員として働いていた王力強が、香港で軍事情報を担当する高官の情報、及び、香港・台湾・豪州での政治干渉活動に関する秘密情報提供と引き換えに、政治亡命を求めていると報じた。
また、『ナイン・ネットワーク』は2019年11月24日、中国の工作員とみられる複数の人物がメルボルンの高級車ディーラー、ボー・ニック・チャオ(32歳)に100万豪ドル(約7400万円)を渡し、議会選挙に立候補するよう促したと伝えた。
豪治安情報局(ASIO)に接触したチャオは、その後、メルボルンにあるホテルの一室で遺体となって発見された。死因は不明である。
モリソン豪首相は翌25日、「外国の干渉から豪国民を安全に守るため政府はこれまで以上に強く決意している」と表明した。
▲写真:モリソン豪首相(2021年11月12日) 出典:Photo by Darrian Traynor/Getty Images
このように、一連の報道を見る限り、中国共産党は、(日本を含め)世界中に工作員を送り込んで、最終的に世界を支配しようとしているかのような疑惑が湧いてくる。
特に、中国へ厳しい対応を取る、AUKUS(Australia・United Kingdom・United States、3か国の軍事同盟)に狙いを定め、工作員を多数潜入させているのではないか。
トップ写真:中国・習近平国家主席 出典:Photo by Sean Gallup/Getty Images
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