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「さらなる改正」では解決にならない 民法改正「18歳成人」に思う 最終回

Japan In-depth / 2022年2月1日 11時0分

個人的な意見ではあるが、虐待を減らすためと言うなら、むしろ児童福祉法の一部を改正して児童相談所の権限を強化し、虐待が疑われるケースでは、早い段階で警察が介入することも可能にした方がずっとよい。





家庭内の問題に安易に介入するのはいかがなものか、という反論も出るかも知れないが、これも私に言わせれば、虐待で命を落とす子供までいるのに、それを「家庭内の問題」で済ませてしまう人の方が、よほどどうかしている。





前回取り上げた少年法もそうだが、対症療法的に法律を手直しして行く今のやり方では、少年犯罪に対しても虐待や家庭内暴力に対しても、根本的な解決になどならないし、それでは法治国家と呼べないのである。





(このシリーズ了。その1、その2、その3、その4、その5。全6回)





トップ写真:成人式に向かう新成人たち(2020年1月13日 東京・練馬区) 出典:Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images




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