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韓国大統領選 尹錫悦候補の当選確率急上昇

Japan In-depth / 2022年2月21日 11時0分

韓国大統領選 尹錫悦候補の当選確率急上昇




朴斗鎮(コリア国際研究所所長)





【まとめ】





・世論調査の支持率やブックメーカー予測で尹候補が李候補を大幅に上回る。





・文政権の「積弊」捜査の意向を示した尹候補に、文大統領が猛反発。選挙戦に公然と介入。





・尹候補当選なら、疑惑まみれの文大統領と李候補は逮捕必至か。





 





3月9日に投票が行われる韓国大統領選挙は、2月15日に候補の届け出が行われ、公式選挙運動が始まった。それに合わせた各世論調査結果が18日に発表されたが、そのいずれの調査でも野党第一党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)候補の支持率が、与党「共に民主党」李在明(イ・ジェミョン)候補の支持率を大きく上回った。





■ 李在明候補との差を急速に広げた尹錫悦候補





電話面接方式をとる世論調査企業「韓国ギャラップ」が、2月13日から3日間実施し18日に発表した調査結果によると、支持率は尹候補41.0%、李候補34.0%だった。これまでの「接戦」とは異なり、尹候補が李候補を大きく突き放して初めて誤差範囲外の差となった。





その他、自動応答(ARS)方式の調査でも尹候補の支持率上昇が目を引いた。「リサーチビュー」の調査(15〜17日)では、尹候補48.0%、李候補39.0%と9ポイントもの差となった。17日に公開された「全国指標調査(NBS)」でも尹候補が40%、李候補が31%だった。





尹候補に厳しい世論調査を出していた放送会社3社(「KBS」「MBC」「SBS」)の合同調査(15〜16日)も尹候補39.2%、李候補35.2%となった。









▲写真 与党「共に民主党」の李在明候補(2022年2月15日 韓国・ソウル) 出典:Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images





■ ほとんどの世論調査で李在明候補を圧倒





韓国の新聞社「ヘラルド経済」(12日)は、2月第2週に報道された25の「世論調査」を総合的に分析した結果を発表したが、それによると25のうち24の調査で尹錫悦候補が李在明候補を上回り、残り一つは同率だった。尹候補が最小0.9p〜最大12pの差で李候補を上回っていた。





当選可能性では尹錫悦50.0%、李在明42%、そして政権交代支持は55.2%、政権維持は40.5%となった。また文政権への積弊捜査必要アリは56.3%、捜査は政治報復だ、が40.6%だった。





1992年以降、法定公式選挙期間に入った時点で優勢だった大統領候補が敗北した例はない。尹候補によほどの失敗か選挙での不正がない限り、尹候補の勝利は60%以上の確率で固まったと見られている。





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