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朝日新聞とヒトラー その5 ナチス支持者は安倍晋三支持者

Japan In-depth / 2022年2月22日 23時0分

▲写真 朝日新聞東京本社 出典:Photo by Bernard Annebicque/Sygma/Sygma via Getty Images





朝日新聞は2015年8月5日の朝刊と「朝日デジタル」の両方に以下の記事を掲載したのだ。





《朝日新聞記者の冨永格特別編集委員が2日、ツイッターに不適切な投稿をし、削除しました。本社は、報道姿勢に疑念を抱かせる行為だったと重く受け止め、社名などを名乗ってツイッターを利用できる「公認記者」から外すとともに、コラム「日曜に想(おも)う」の執筆者からも外す措置をとります。





今回の経緯について説明いたします。





冨永記者はツイッターにナチスの旗などを掲げてデモをする人たちの写真を載せ、英語で「東京であった日本の国家主義者のデモ。彼らは安倍首相と保守的な政権を支持している」と投稿し、フランス語でもほぼ同様の内容の投稿をしました。





冨永記者は投稿について、事実関係の裏付けをしておらず、写真も撮影者の許可をとらずに転載していました。





この投稿に対し、多くのみなさまから批判を受け、冨永記者はおわびをし、英語、フランス語の投稿を削除しました。





本社は、冨永記者に厳しく注意し、冨永記者は改めておわびの投稿をしました。





本社の記者ツイッターは記者個人の責任で発信していますが、このような事態を招いたことについて、みなさまにおわびいたします。記者に対する研修の強化などを通じ、ソーシャルメディアの適切な利用を進めます》





以上の朝日新聞の釈明を読めば、ヒトラーやナチスを安倍晋三氏やその他の現代の政治家に重ねることはよくない、という判断を示したようにも思える。朝日新聞は冨永氏のその種の記述を否定し、撤回し、謝罪までしたのだからだ。





この事態は日本の主要メディアでもいっせいに報道された。NHKまでが報道した。





ただし当の冨永氏の弁解は歯切れが悪かった。自分のツイッターで事後に以下のように述べていたからだ。





《嫌韓デモに参加する人たちには安倍首相の支持者が多いという趣旨でしたが、英語ツイートに『一般的に』の言葉が抜けていたので、彼らがこぞって首相を支持しているかの印象を与えるツイートになってしまいました。失礼しました》





しかし朝日新聞も冨永発信を日本語で撤回したものの、原文の英語やフランス語で同じ措置をとることはしなかった。だから外国の読者たちは冨永氏の本来の安倍叩きだけが記憶に残ったというケースが多かっただろうともいえる。





とにかくこの一件では朝日新聞がヒトラー利用の悪魔化は申し訳なかった、もうしません、とも詫びているように思えた。だが実際にはそうではなかったのだ。





(その6につづく。その1、その2、その3、その4)





トップ写真:デモ参加者が掲げるナチス否定のサイン(イメージ) 出典:Photo by Robert Nickelsberg/Getty Images




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