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朝日新聞とヒトラー 最終回 狡猾だが幼稚なレッテル貼り

Japan In-depth / 2022年2月28日 11時0分

つまり安倍氏はウソをついていると断じているのだ。だからこそ「胃液が逆流する」というのだろう。





松下記者は日本にとって北朝鮮の核兵器や弾道ミサイルの脅威は存在しない、というのか。自民党がこの年の総選挙で大勝したのは、存在しない脅威を存在するとして虚偽の主張を続けたからだというのか。





要するに松下記者も朝日新聞も、日本国民の多数派が2017年の総選挙で安倍首相の率いる自民党に票を投じ、政権の継続への願望を明示したことがどうにも受け入れられないのだろう。そんな態度は民主主義の審判への冒涜、少数派の独断専行的な認識と呼ぶのがやはり適切のようである。





そんなゆがんだ態度を正当化するために、ゲーリング元帥、つまりナチスやヒトラーを持ち出してくるのだといえよう。









▲写真 橋下徹氏をヒトラーになぞらえた発言が物議を醸した菅直人元首相 出典:Photo by Yamaguchi Haruyoshi/Corbis via Getty Images





しかしこの連載の冒頭で指摘したように、朝日新聞は2022年2月9日の朝刊に他者の批判にヒトラーを引き合いに出すことはよくない、という趣旨の記事を載せていた。「『ヒトラー』引き合いに出した政治家発言 識者は」、「不用意に持ち出すべきでない」、「日本の見識が問われている」、などという見出しの記事だった。





菅直人元首相の橋下徹氏へのヒトラー比喩発言に対する批判的な見解を伝えた記事だったのだ。小手川太朗、石井潤一郎という両記者の署名入りの記事だった。だから私は最後に小手川、石井両記者に改めて問いたい。朝日新聞自体がこれまで他者の攻撃にヒトラーを使ってきた山のような実例の数々はどう思うのですか、と。





(終わり。その1、その2、その3、その4、その5、その6、その7。全8回)





ップ写真:群衆に手を振るヒトラー(左)とゲーリング(右)(1940年7月) 出典:Photo by © CORBIS/Corbis via Getty Images




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