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「岸田棒読み内閣」に物申す

Japan In-depth / 2022年3月6日 15時0分

総理大臣が所信表明のような重要政策演説をする場合は別だとはいえよう。きわめて広大な領域についての複雑で高度の政策を長時間、詳しく語るというのであれば、草稿を準備することも不可欠となってくる。だが日ごろの記者会見は別である。国会での自由であるはずの質疑応答もそうだろう。自分自身の言葉があってしかるべきだ。





ところがつい3月1日の参議院予算委員会での質疑応答を視聴して、岸田内閣の閣僚たちの草稿棒読みぶりには唖然とした。野党の代表たちの質問に対して林芳正外相、野田聖子内閣府特命担当相らは軒並みに片手につかんだ答案用紙をただ読みあげるだけなのだ。





林外相にしても野党側が単にロシアのウクライナ侵攻への日本政府の対応を問うだけの質問に対して、証人席に立ち、うつむいて草稿を読むだけ、顔をあげて質問の相手や議場を一顧だにすることがなかった。まったく機械的なのである。しかもその答弁の内容は「国際規則を破り、国際秩序を力で変えることは断固として許せない」という程度の、すでに日本政府がさんざん表明した公式声明の繰り返しなのだ。









▲写真 日米豪印戦略対話(Quad)外相会議に臨む林芳正外相とブリンケン米国務長官(左)2022年2月11日、オーストラリア・メルボルン 出典:Photo by Sandra Sanders - Pool/Getty Images





野田大臣も短い質問への短い答えなのに、ただ紙を読むだけ、これまた顔をあげることがなかった。同様に後藤茂之厚生労働大臣、鈴木俊一財務大臣、松野博一官房長官と、みな同様だった。草稿の棒読みの答弁で、うつむいたままだった。





岸田内閣といえば、岸田首相をはさんで両脇に林芳正、野田聖子という閣僚が並ぶのだが、その林、野田のご両人が棒読み発言なのだから、全体の水準は推して知るべし、である。





もう少し人間らしい話し方、政治指導者らしい答弁ぶりをみせてほしいところである。





トップ写真:記者会見に臨む岸田首相(2021年12月21日) 出典:Photo by Yoshikazu Tsuno - Pool/Getty Images




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