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外国人義勇兵について 「プーチンの戦争」をめぐって その5

Japan In-depth / 2022年3月29日 7時0分

▲写真 ポーランド経由でウクライナに向かおうと空港に集まるジョージアの義勇兵志願者ら。(2022年2月28日、ジョージア・トビリシ国際空港) 出典:Photo by Daro Sulakauri/Getty Images





このような状況であるにも関わらず、日本で暮らしているウクライナ人の中からも、義勇兵に志願する動きがあった。





中でも、YouTuberとして活躍している兄弟(兄は4歳の時から日本で暮らし、弟は日本生まれだそうである)が義勇兵に志願する決意を示した投稿が、大いなる反響を呼んだ。





ウクライナ政府が志願者に求めているのは「軍事・医療の経験者」であるのだが、兄弟はいずれの経験もないため、応募が受け付けられたのか、続報がなかったようなので、現時点での状況はよく分からないのだが、兄弟の言葉を借りれば、くだんの投稿をした直後から、





「さっさと死んでこい」





といったようなコメントが何件も寄せられたという。私もこれを知ってYouTuberなどを見てみたが、たしかにそうしたコメントも散見されたが、ごく一部で、大半は「とにかく無事で帰ってきて」といった善意のコメントであった。中には、





「せっかく日本語をマスターして日本でも一定の影響力があるのだから、日本にやってくるウクライナ難民と日本社会との橋渡し役になった方がよいのでは」





といった趣旨の、建設的な提言もあった。





私も同感ではあるのだが、彼らの悲壮な決意を前に、したり顔でアドバイスなどする気にもなれない。





ましてや、揶揄したり侮辱したりなど論外で、当の兄弟も、





「信じられないような言葉が飛んでくる」「なんとか規制してもらいたい」





と語っていた。





侮辱罪が厳罰化されるなど、ネット規制の問題もあらためて浮上しているが、これについては稿をあらためて論じよう。





次回は「ロシアの核の脅威」を中心に語らせていただく。





(その1、その2、その3、その4)





トップ写真:ポーランドからウクライナのリヴィウに向かう英国人の義勇兵ら (2022年3月6日、ポーランド・メディカ) 出典:Photo by Omar Marques/Getty Images




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