小説の舞台は高岡市、知名度アップを 「高岡発ニッポン再興」その5
Japan In-depth / 2022年5月2日 23時0分
出町譲(高岡市議会議員・作家)
【まとめ】
・今年7月発売予定の小説「父の声」の舞台は、富山県高岡市である。
・高岡市の弱点は、知名度不足である。
・高岡市が小説の舞台として認知されることで、地域の知名度アップが期待できる。
高岡市議会議員にとって、高岡市を売り込むというのも大事な仕事です。高岡を舞台にしたサスペンス小説、「父の声」が7月に発売されますが、私は小説誕生の舞台裏で、お手伝いしました。
主人公は高岡大仏近くに住んでいる中年の男性です。
どのようなストーリーなのかは、のちほどお伝えしますが、
高岡大仏や、飲食店街などの風景描写、行きつけの飲み屋も具体的なイメージをもとに設定されています。
また、高岡市民の憩いの場である古城公園、さらには、主人公が通勤に使っている路面電車の万葉線なども登場します。ベストセラーになり、ドラマ化されれば、高岡が聖地になる可能性があるのです。
▲写真 高岡古城公園 出典:「たかおか道しるべ」Ⓒ公益社団法人 高岡市観光協会
筆者は、大御所の小杉健治さんです。小杉さんは実力派の作家で、これまでサスペンス小説や時代小説など300冊ほど手掛けています。
ゴールデンウィーク前に小杉さん取材のため、担当編集者と高岡を訪れました。
この本のタイトルは「父の声」(文藝春秋)。疾走した父と家族との絆を描いて、ドラマ化された『父からの手紙』(光文社文庫)に続く、感動のミステリー長篇です。
この本は50万部の大ヒットとなりましたが、「父の声」も大いに期待が持てる作品です。 私は一応、ゲラを読みました。 詳細は書けませんが、最後のあたりの急展開に、胸が熱くなりました。
今回の小説の舞台はなぜ高岡市なのでしょうか。きっかけは今回同行している担当編集者の鳥原龍平さんが、小杉さんに高岡を舞台にと強く勧めたからです。その鳥原さんは実は私の担当編集者でもありました。私が、高岡市で高校時代を送った丸井の創業者、青井忠治さんについて、「景気を仕掛けた男『丸井』創業者・青井忠治」を出版しましたが、鳥原さんはその担当だったのです。
▲写真 筆者(左)小杉健治さん(真ん中)、鳥原龍平さん(右):筆者提供
鳥原さんが私と一緒に、高岡を訪れた際に、魅了され、高岡を舞台にした小説を出したいと、思ったそうです。「高岡市で食べた、あの寿司をもう一度食べたい。」そんな経験から、高岡に吸い寄せられたとのことでした。ちなみに今回の「父の声」はこんなストーリーです。
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