1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【ファクトチェック】Tweet「ブチャの大虐殺はウクライナ軍がやった」⇒根拠不明

Japan In-depth / 2022年5月8日 23時54分

【ファクトチェック】Tweet「ブチャの大虐殺はウクライナ軍がやった」⇒根拠不明




Japan In-depth編集部(樊明軒、仲野谷咲希、御園真大、大林龍平)





【まとめ】





・ブチャの虐殺を行ったのはウクライナ軍だと断定したツイートが拡散されている。





・122mm砲弾をウクライナ軍が使用した証拠は不透明である。





・ツイートが挙げている証拠のロジックの欠如から「根拠不明」と判定した。





 





ロシアによるウクライナ侵攻が開始してから2ヶ月以上が経ち、現にウクライナ東部での激闘が続いている。この一連の戦争は、直接的な戦争だけでなくSNSやメディアを駆使したプロパガンダ・情報戦が繰り広げられているため、ハイブリッド戦とも呼ばれている。このような状況で、さまざまな立場から発信される情報には正しいと断定できないものもある。





今回、編集部は以下のツイートに注目した。






https://twitter.com/pickup_topic/status/1519324346019627008?s=20&t=Eq8budtd1JDYoGJizNmOdQ




当ツイートは、スペインのニュースサイト「mpr21」の記事「ブチャの大虐殺を行ったのはウクライナ軍である(Fue el ejército ucraniano quien cometió la matanza de Bucha)」を紹介したものだ。





ツイートは「詳報:ウクライナの法医学者による解剖で、ブチャ市民を殺したのは、ウクライナ軍であることが明らかになりました。スレッドに詳細なレポートから要点に絞って翻訳でまとめます。是非お読みになって拡散して下さい」とし、「mpr21」の記事の内容を10の要点にまとめて連続ツイートした。





2022年5月7日13時時点で、1番目のツイートに対してリツイートが2,309回、引用ツイートが412回、いいね!が3,270回となっている。





要点1として、「フランス国家憲兵隊が関わる捜査で、遺体から金属製の“ダーツ”が発見された。この金属製の“ダーツ”が決定的な証拠となり、虐殺はロシアが行ったというプロパガンダがピタリと止んだ」などとツイートした。






https://twitter.com/pickup_topic/status/1519324351254114304?s=20&t=Rpf7HLlCwM5VTfb8zVSr2g




そのほか、「ルガンスク軍は、放棄されたウクライナ砲兵陣地から、このダーツが使われている 122mm D-30 砲弾を発見した」。





この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください