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プーチン演説にサプライズなし

Japan In-depth / 2022年5月11日 23時0分

続いて、韓国の新大統領について。保守系の尹錫悦新大統領は演説で北朝鮮に核開発中断を求める一方、日韓関係の改善や米韓同盟の強化など具体的な外交方針には言及せず、単に「自由と人権の価値に基づいた普遍的な国際規範を積極的に支持し、グローバルリーダー国家としての姿勢を示す」と述べた、などと報じられた。





日本は林外相を派遣、記者会見では何を聞かれても、「日韓関係のこれ以上の悪化を放置してはならないという認識で一致し、早期に解決すべく、ハイレベルも含め、スピード感をもって協議をしていくことで一致した」と繰り返し述べていた。記者団は大いに不満だろうが、筆者はこうした寡黙さも「プロの外交」だと思っている。





日本が首相ではなく外相を派遣したのは正しい判断だ。極論を言う人を除けば、日本での相場観は、「韓国側が日韓関係改善を望んでいるとしても、従来の経緯もあり、ボールは日本側にはない。言葉も大事だが、行動が伴わなければ日本としても動きようがない。当面は様子見」といったところだろう。急がば回れ、である。





フィリピンの大統領選挙はマルコス候補の圧勝だったが、これも予想通りだったので、詳細は追ってコメントする。





さて、恒例の英語表現だが、今週はMAGAなる表現を取り上げる。4月20日付NYTはWith or Without Trump, the MAGA Movement Is the Future of the Republican Partyと題する興味深い投稿を掲載している。 





ここでいうMAGAとはMake America Great Againの略で、元々は1980年代レーガン大統領が使った言葉だ。最近になってトランプ候補が使い2016年の大統領選挙で勝利したため、今はレーガン主義というより、トランプ主義を示すキャッチフレーズになりつつある。トランプは敵対者を「He is not MAGA」などと批判している。





件のNYT稿の結論は「トランプがいるか、いないかでトランプ主義がより強力になるかどうかは不明だが、MAGA運動が弱体化する兆候はない。Whether Trumpism is more powerful with Trump or without him is still an open question, but the MAGA movement shows no real sign of abating.」となっている。実に恐ろしい話ではないか。





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