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ストリートピアノと「MOTTAINAI」「高岡発ニッポン再興」その7

Japan In-depth / 2022年5月16日 11時0分

私がこの日、すぐにこの方の意向を教育委員会に伝えたところ、


「検討中」という返事でした。「検討中」が「実行」に移されたことは望ましいですね。



写真)定塚小学校の閉校式にて。筆者提供。


 


このピアノは、午前9時から午後6時半まで利用できます。設置期間は8月31日まで。利用状況を検証して、設置の継続を


検討するといいます。


それにしても、このストリートピアノという発想は、どこから始まったのでしょうか。


諸説がありますが、2008年3月イギリスのバーミンガムが


発祥の地とも言われています。


「Play Me, I’m Yours(私を弾いて。私はあなたのもの)」というプロジェクトです。


捨てられそうな古いピアノが一人称の「私」です。情に訴えかけるキャッチフレーズは、なかなかうまい。「古いピアノである私を捨てないで」と訴えているのです。この時、バーミンガム市の街中に15台のピアノが置かれ、人々が演奏したのです。


その後、10月にブラジル・サンパウロ、2009年1月にはオーストラリアのシドニーと世界に広まったのです。世界中の人が、ピアノで人と人とのつながりを求めたのです。この急速な普及。私は時代背景もあると思います。


2008年と言えば、9月にリーマンショックが起きました。世界で、貧困層が急増。弱肉強食の資本主義がぐらついたのです。


弱肉強食。古いものを捨て、新しいものに飛びつく。そんな新自由主義的な経済に、人々は疑念を抱くようになりました。


そんな時代を背景に、ストリートピアノは急増したのではないでしょうか。 音楽を通して、人と人とのつながりを求めたのです。


さて、高岡市です。これを機に私は、高岡市をストリートピアノの街にしたいと思っています。


今後、学校の統廃合に伴って、使われなくなったピアノはどんどん増えます。


屋根のある場所に、どんどん古いピアノを置けば、高岡市のイメージも大きく変わります。


「MOTTAINAI」と「Play Me, I’m Yours」。


私はなるべく横文字を使わないようにしていますが、この2つの言葉は大切にしたいと思います。


(その1、その2、その3、その4、その5、


その6)


トップ写真)筆者提供


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