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フランス、深刻な教師不足

Japan In-depth / 2022年6月6日 18時8分

また、学校に対する親からの教育に関する要求が強いのに加え、生徒の学習へのモチベーションも年々下がってきており、教師の仕事上のストレス度はかなり高いとされる。そんな状況で教師になることをすすめる教師自体が少なくなってきており、5月23日に発表された4万2836人の教師を対象にしたUnsa Education組合の調査では、若い人に教職をすすめる教師は22%にすぎないという結果がでている。だが、教師という職業が嫌いなわけではない。回答者の92%は教師という仕事が好きだと答えたという。しかしながら一方で29%は教師の使命に意味を見いだせず、38%は公的部門に、29%は民間部門に転職する準備ができているというのだ。





魅力を失いつつあるフランスの教師職。この教師不足の問題をどのように解消していくのか。生徒の学習レベルが低下していることも含め、教師の仕事をいかに魅力あるものに改善していくかは、現在のフランスが抱える大きな課題の一つとなっているといえるだろう。





 





<参考リンク>





・Education : La crise du manque de candidats aux concours enseignants s'installe





『教育:教員採用試験の受験者不足の危機が迫っている』





・https://nuage.unsa.org/index.php/s/JXkLp6egyjYGx3X





『Unsa Education組合』





・Manque de professeurs : "On est quasiment dans un état d'urgence", alerte le principal syndicat du secondaire





『教員不足「ほぼ非常事態」、主な中高生組合が警告』





・Job-dating d'enseignants : 30 minutes pour devenir prof ?





『教師のためのジョブデーティング:30分で教師になれる?』





・"L'Oeil du 20h" : face à la pénurie d'enseignants, notre journaliste a été recrutée en quelques minutes via une annonce en ligne





『教師不足でジャーナリスト、オンライン応募で数分後に採用』





・Pénurie de professeurs : l'académie de Versailles lance un job dating - Elle 『教師不足:ヴェルサイユのアカデミーが求職活動を開始 - Elle』





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