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名前の流行と世相 地名・人名・珍名について その2

Japan In-depth / 2022年6月17日 20時0分

名前もひとつの個性だから……と言ってしまえばそれまでなのだが、人間が社会的存在である以上、やはりそれだけで済まされない面はあるのではないか。





先ほどミッチー・ブームの話をしたが、結婚祝賀のパレードの際、天皇制に抗議すると称して、馬車に投石した少年がいたことをご存じだろうか。その名を「建設」と言い、そのままケンセツと読む。戦時中に生まれており「大東亜建設」にちなんだ命名であるそうだ。





1970年に起きた世に言う三島事件では、三島由紀夫ともども東京・市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部で割腹した。右翼団体「盾の会」の学生隊長は必勝と書いてマサカツと読む。こちらも戦時中の命名で、これ以上の説明は不要だろう。





これは人名ではないが、正露丸は1903年に発売された当時は「征露丸」という商品名であった。翌1904年に日露戦争が勃発していたわけだが、これに先立つ日清戦争で、前線の兵士が生水を飲んで下痢をする事例が多発したことから、効果的な下痢止めであるとして商品化されたのだが、最大の納入先は陸軍で、なおかつロシア帝国との関係がすでにきな臭かったから、というのが名前の由来である。





こういった命名はよろしくない、などと今更したり顔で言うつもりはない。単に子供の名前にも時世時節があるというだけのことで、まして名づけられた子供にはなんの責任もない。





シリーズの冒頭でも述べたが、今言えるのは、こうした命名が流行する世の中には二度となってほしくない、ということだ。





トップ写真:東京都台東区の佐野印房で展示されている判子 出典:Photo by Carl Court/Getty Images




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