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渾名禁止でイジメが減るのか 地名・人名・珍名について 最終回

Japan In-depth / 2022年6月29日 23時0分

ここで少しだけ私自身のことを語らせていただくと、小学校高学年の頃、クラスで「ドリ公」と呼ばれていた。略して「ドリ」とか。





これはイジメでなく、むしろ逆であった。阿呆の上にドがつくと「ドアホウ」だが、私の場合は利口の上にドがついたのだ。ただし、わざわざ「ドジ公」と改変したり、天才となんとかは紙一重だと言うから……などと、小学生にしては高尚な講釈を垂れる者がいたことも、併せて報告させていただく笑。





すでに複数のコメンテーターが意見を開陳している事ながら、要は「当人が嫌がるような渾名」を禁じれば済むことで、十把一からげに「渾名禁止」というのは、教育上意味のあることとは考えにくい。





アニメ『ドラえもん』の主要キャラクターであるジャイアンは、本名「剛田武(ごうだ・たけし)」である、との設定が公表されているが、妹のジャイ子については「本名非公開」であった。





同じ名前の女の子がいて、イジメに遭ったりしたら目も当てられない、ということであったと聞く。





漫画やアニメのような、影響力の強い媒体に携わる人には、このようなきめ細かい配慮が欲しいものだと強く印象づけられたが、教育関係者にも同様のことが言えるのではないだろうか。





(その1、その2、その3、その4、その5、その6)





トップ写真:常堅小学校の教室で新年度初日の授業を行う教師(2020年4月7日) 出典:Photo by Buddhika Weerasinghe/Getty Images




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