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参議院選挙の本当の「争点」⑦ロスジェネ・就職氷河期対策

Japan In-depth / 2022年7月5日 18時0分

就職氷河期世代の問題は、不本意なキャリアもそうだが、セーフティーネットが機能せず、孤独で引きこもってしまわざるを得ない人たちを大量に生んだことだろう。その意味で、国民民主党が孤独に注目した政策を行っているのは興味深い。


三重県の「就職氷河期世代の実態調査報告書」を見ると、色々問題が明らかになる。最近6ヶ月間に家族以外の人と会話したか」という設問に、社会参加に向けた支援を必要とする人においては「ほとんど会話しなかった」の割合が最も高く67.5%、次いで「まったく会話しなかった」が12.5%である。合わせて80%となっている。



【出典】筆者作成


「会話する人がいない」という「孤独な状況」をイメージできるかどうか。


話を聞いたことがあるが、苛烈で悲惨な状況だ。聞いているこちらも辛くなるし、社会に絶望してしまう気持ちも理解できた。


各党は、孤独がもたらす人間の尊厳の毀損、精神的な面のケアにももっと焦点をあてるべきだろう。それこそ政治の役割ではないのか。就職氷河期世代で困っている人たちと対話したり、救う活動もできるのではないか。山本太郎さん以外にも、就職氷河期世代で引きこもっている人に窓を開いて、対話するような活動を積極的に行う政治家が出てきて欲しいものだ。


トップ写真:ビジネスパーソン、朝の出勤風景 2021年7月9日 東京・品川駅


出典:Photo by Takashi Aoyama/Getty Images


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