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日本米を売り込め!「JAPANフェス」

Japan In-depth / 2022年7月20日 18時0分

今回の「祭り」は在ニューヨーク日本総領事館とJETRO(日本貿易振興機構)が共催、という形でこのストリートフェアに加わり、「日本のコメ」を売り込む「Gohan Fes.」というイベントを企画、たいへんな盛り上がりを見せた。


「カリフォルニア米」と呼ばれる、アメリカ国内で消費される日本品種のコメに比べ「高級品」とされて一般には浸透したとは言い難い、日本から輸入の「日本のコメ」が、干ばつでカリフォルニア米が不作となっている今、競争力を持ってきているという。それに加え、ここのところの円安が更に後押しをしている形だ。この機会に、日本産のコメの品質の高さ、認知度をあげようと関係者の鼻息は荒い。


在ニューヨーク日本総領事の森美樹夫総領事(大使)は語る。







▲写真 森美樹夫在ニューヨーク日本国総領事館総領事・大使 ⓒ柏原雅弘


「日本のコメを始めとする様々な農産品の海外への輸出にとても力を入れて、1兆円規模まで輸出を拡大してきましたが、2030年までに5兆円規模まで輸出額を伸ばして行きたい。今後、このような機会を通して日本のカルチャーも含めた日本を理解・評価してもらえるようなイベントを更に企画していきたいと思います」 


この「日本の祭り」イベントを主催するイベント会社「jforword Inc.」のドラゴン・ヤマモト社長は「現地の人にどれだけ日本を知ってもらうかということにずっと力を入れてきたので、日本ではほとんど知られていないイベントだと思います。ずっと年に12回イベントを開催して来て、2020年にはコロナで一回も開催できませんでした。それでも2021年に3回だけ開催したら通常の倍くらいのお客さんが押し寄せた。それだけ、求められているということを強く感じ、今年更に開催できると言うことでとてもうれしく思いました」という。







▲写真 Dragon Yamamoto / jforword社長 ⓒ柏原雅弘


今回は日本のコメを売り込むということで、餅つき大会、おにぎり教室が企画され、いずれも大盛況であった。







▲写真 写真)「Gohan Fes.」というイベントで盛り上がりを見せる会場 ⓒ柏原雅弘


円安を背景に、日本のコメは絶好の売り込み機会であるのは間違いない。日本のコメがアメリカ産の米で作る日本食と違い、どう個性的であるか、それをどう差別化し、売り込むことが出来るかが今後の課題であると感じる。




(当日の模様は動画を御覧ください)




トップ写真:7月16日の「Japan Fes./ Gohan Fes.」の様子 ⓒ柏原雅弘


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