知ることで守れる命 HPVワクチン普及に向けた取り組み
Japan In-depth / 2023年1月3日 22時55分
「まずは、心理的安全性の確保というのが課題だと思います。自分が何か問題意識について発信した時に、回りがそれを受け入れてくれる土壌があってはじめて発信できますよね。あとは、何か情報を与えられた時、そこで終わりではなく自分で調べる。それで初めて情報を「知った」lことになると思います。そうやって知識を取り入れようとする姿勢を皆が持つことで、社会全体として問題を自分事として解決していく土壌ができるのではないでしょうか」
HPVワクチンにかぎらず、「知ること」で解決できる悩みや問題はたくさんある。SNS飽和時代の今、簡単に情報を得ることができるようになった。しかし、そのすべてが信頼に足る情報ではない。特に性に関する情報などは人に相談しづらいこともあり、一人で悩んだり間違った情報を信じることでより深刻な問題に発展することもある。
個人が正しい知識を得る姿勢を持つこと、そしてそれを支える土壌を作っていく必要がある。しかし、単に個々の団体や情報を持っている個人が啓発活動を行っていくだけでは、伝えられる範囲に限りがある。Vcanで行われている活動のように、「伝えられる人」を育成し、彼らを起点にして、様々な場所で知識の輪を広げていくことが必要だろう。
トップ写真:「若者にHPVワクチンについて広く発信する会Vcan」のクラウドファンディング 出典:Vcan公式HP
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