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中国、各国の入国規制に対抗

Japan In-depth / 2023年1月5日 0時0分

〇アジア


中国外交部報道官は「一部の国が中国だけを対象に入国規制を導入したのは科学的根拠に欠ける。一部の過剰な措置は受け入れられない」「新型コロナの予防と管理を政治的な目的のために操作しようとする試みに、中国は断固反対する。中国はさまざまな状況で相互主義の原則に基づいた相応の措置を取る」と述べ、報復を示唆したそうだ。ところで、非科学的で政治目的の「ゼロコロナ」政策を断固として導入したのは一体どなたか?片腹痛いわ!


〇欧州・ロシア


ロシア軍が仮宿舎にしていたマケエフカの職業訓練校にウクライナ軍の米国製HIMARSミサイル4発が着弾し多くの死者が出た事件で、ロシア国防省は「多くの兵士が携帯電話を使用したことが原因なのは明らか」で「これによって敵は兵士の位置を特定できた」と述べたそうだ。ロシア軍はこの戦争を何カ月戦っているんだろう?私用携帯電話は戦場で使わない筈ではなかったのか?何をか言わんや、である。


〇中東


ロシア軍はイラン製軍事ドローン「シャハド136」と「シャハド131」でウクライナの民間施設を攻撃し、イランはその指導のため軍事顧問団を派遣しているといわれるが、そうなれば、イランも準戦争当事国に限りなく近い。これでイラン核合意が再活性化される可能性も、限りなくゼロに近くなっただろう。


〇南北アメリカ


米下院の議長選びが「コンクラーベ」化しつつある。多数派共和党のケビン・マッカーシー院内総務は1回目の投票で203票しか獲得できず、19人の共和党議員が造反したようだ。これを「混乱」と形容するのは簡単だが、問題の本質は共和党内の「トランプ系」対「非トランプ系」の戦いであることだ。その意味でこの結末は重要である。


〇インド亜大陸


特記事項なし。今年はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:ゼロCOVID対策を緩めた後、症例の急増に直面している中国 (2023年1月2日、中国の北京にある病院にて)出典:Photo by Getty Images


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