1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「正義連」尹美香議員の正体―4級元補佐官にスパイ容疑

Japan In-depth / 2023年1月19日 19時0分

そればかりか文在寅政権は「国家情報院改革を行う」として国家情報院の対共産主義捜査権(主に北朝鮮のスパイ捜査)をなくす法案を2020年12月に国会で通過させた。このままだと間もなく国家情報院の対北朝鮮スパイ捜査が行えなくなる。


 


■ 尹美香議員室補佐官出身チョ氏に北朝鮮スパイ容疑


韓国検察は1月6日、正義記憶連帯(正義連=「挺対協」)後援金を私的に流用した容疑などで起訴された尹美香(ユン・ミヒャン)議員に懲役5年の求刑を行ったが、この尹議員の補佐官だったチョ・ジョンフンが今回スパイ事件の主要容疑者として捜査を受けている(韓国youtubeチャンネル「カロセロ研究所」)。


チョ・ジョンフン氏は2020年5月、ユン・ミヒャン議員とともに国会に入り、4級補佐官として働いた。チョ氏は以後、昨年初めまで議員室で勤務していたのだが、一身上の理由で退職した。しかし、非営利民間団体を通じてユン議員とはずっと共に活動している。


2016年ごろベトナムで北朝鮮の工作員と接触したチョ氏は、「コロナ19事態」で外国に出て接触することが困難になるや、以後ソウル市内でインターネットを使って北朝鮮に乱数票(パスワード)報告をした。チョ氏が対北朝鮮報告を送った時点は、尹議員の補佐官として勤務した時期と重なる。


伊議員とチョ氏は国会に入る前から同じ非営利民間団体で共に働いた仲間だった。 ユン議員が代表であった「キム・ボクドン(金福童)の希望」でチョ氏は運営委員として活動した。


 


こうした中でチョ氏の過去経歴も注目されている。 チョ氏はいわゆる「韓国唯一のインターネット従北朝鮮専門政論紙」である「統一ニュース」で、2010年から2020年まで記者として活動し、外交・北朝鮮・政治関連記事を数千件書いた。


また2011年に国家保安法違反で捜査され現在休刊となっている「民族21」(2001年創刊=実質的な北朝鮮の機関雑誌)の主要執筆者としても活躍した。


この雑誌には、日本の朝鮮学校支援に特化して活動した「モンダンヨンピル」の権海孝(クオン・へヒョ、俳優)がたびたび登場し、「キム・ボクドン(金福童)の希望」とともに一貫して朝鮮学校支援を行ってきたことが紹介されている。


権海孝氏は韓国ドラマや映画に脇役として登場する俳優だが、朝鮮総連(在日本朝鮮人総聯合会=韓国の利敵団体)との関係で当局の調査を受けている。


尹議員は、今回のスパイ事件のほか夫の金サムソク氏とその妹が関与した「兄妹スパイ事件」でも関係者として有名だ。金サムソク氏はこのスパイ事件で2014年に再審を申請した。 


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください