1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

インド「アダニ・グループ」の勢いは本物か

Japan In-depth / 2023年1月31日 18時0分

内外でのムケシュ・アンバーニの手腕に対する評価は高いようだ。2021‐2022年度の株式の時価総額は17兆8184億ルピー(2022年3月の月間平均為替レート、1ルピー=1.5543円換算で約27兆6951億円)、収入は7兆9276億ルピー、純益は6785億ルピー。


ちなみに、ディルバイ・アンバーニが死去した2002年の後に弟のアニルと財産を分割。弟は現在、リライアンス・ADA・グループを率いる。


アダニ・グループに関する評価に関して先に、芳しくないと触れた。ロイター電によると、米国の投資会社のヒンデンブルグ・リサーチがリポートで、アダニ・グループはモーリシャスなどのオフショア租税回避地を不適切に利用し、投資家の資産110億ドルを毀損する恐れがあるとの懸念を示したという。


ロイター電はまた「ヒンデンブルグ・リサーチは、米国で取引されている社債やインド以外で取引されている金融派生商品を通じてアダニ・グループ傘下の企業に対し空売りポジションを構築したと説明」としている。これに対し、アダニ・グループは、1月31日に完了予定のアダニ・エンタプライゼズの公募増資後に反論を公表するという(ブルームバーグ)。


ゴータム・アダニ会長は昨秋、シンガポールで開かれたフォーブス・グローバルCEO会議で「向こう10年間で1000億ドルの投資を行う」と表明している。邦銀もアダニ・グループの貸手となっている。同グループを巡る動きから目を離せそうにない。(敬称略)


トップ写真:印企業アダニ・グループの看板(2019年5月 豪・タウンズビル)


出典:Photo by Ian Hitchcock/Getty Images


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください