「アクティブシニア」理想の住まいとは
Japan In-depth / 2023年3月14日 23時59分
■ 今後の課題と展望
超高齢化社会である日本において、駅近で交通アクセスの良い場所に住みたいという高齢者のニーズは高いものがある。しかし、駅近の高齢者向け施設の展開はほぼないのが現状だ。それは、駅周辺はすでに商業施設や他の建築物が建っており、高齢者施設を建築することは難しいからである。デベロッパーにとって、今後はいかに用地を確保するかが課題となる。
一方、施設のユーザーであるシニア層だが、経済的に考えても、誰もがこうした施設に入る事ができるわけではないのは明白だ。
自分自身で健康寿命を延ばし、要介護になる時期を少しでも遅らせる努力をすることが重要だろう。体力もさることながら、認知症リスクを減らす生活を送ることも重要だ。
▲写真 「グランクレール綱島」建築現場(写真右の低層の建物)高層の建物は、マンション「ドレッセタワー新綱島」ⒸJapan In-depth編集部
こうした話は、働き盛りのビジネスパーソン、もしくは若年層には無縁に聞こえるかもしれない。しかし、「老い」は誰にでも等しく訪れる。少子化により将来、高齢者の社会保障費を支えるために税負担が大きくなるのが今の働き盛り世代以下の層である。若い世代も早い段階から老後を意識した資産形成や健康維持が求められよう。
シニアの問題はすぐれてジュニアの問題でもある。それを実感した一日だった。
トップ写真:「グランクレール綱島」模型 ⒸJapan In-depth編集部
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