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北朝鮮のスパイを増殖させた文政権

Japan In-depth / 2023年4月4日 18時0分

A氏は、部隊の滑走路・格納庫はもちろん、パトリオットミサイル砲台などをはじめ、米軍基地に建設中の弾薬庫、米空軍偵察機の離着陸場面、格納庫、燃料タンクなど軍事機密施設と軍事活動の様子を近接撮影した写真も数十枚あった。A氏はそうした写真を暗号化プログラムを使って北朝鮮に報告したという。





北朝鮮は指令文で、民主労総内部の地下組織を「知事」、地下組織の総責任者であるA氏を「支社長」、B氏を江原支社長、C氏を「支社第2チーム長」と呼んでいた。





これは地下組織である「革命組織(RO)」の総責任者である統合進歩党(2014年12月19日に憲法裁判所から「強制解散」を宣告された)の李石基(イ・ソッキ)元議員が戦争勃発時、韓国国内の通信、燃料、鉄道、ガスなど国家基幹インフラを攻撃する案を議論した活動と類似している。李元議員は一連の罪と内乱陰謀罪で有罪判決が確定した。





民主労総の核心幹部たちは、北朝鮮の目と耳、腕と脚の役割を果たしてきたといえる。北朝鮮スパイが横行する状況で、国家情報院(国情院)の対共(対北朝鮮)捜査権を廃止したことが適切だったのかがいま問われている。





トップ写真:金正恩北朝鮮総書記と文在寅前韓国大統領(2018年9月20日北朝鮮・サムジョン空港)出典:Photo by Pyeongyang Press Corps/Pool/Getty Images




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