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ヒマラヤの田舎で繰り広げられる中印の帰属権争い

Japan In-depth / 2023年4月13日 19時0分

だが、1956年にチベット動乱が起き、ダライ・ラマ14世がインドに亡命すると印中間で緊張が高まり、両国軍兵士間の銃撃戦が起きた。それに、中国の支援を受けるパキスタンとの間で戦闘が起き、印パ間での核開発競争も起きた。2013年、2017年、2020年にはカシミール、シッキムなどで小規模な衝突が発生。2020年時にはインドで中国製品の不買運動が起きた。このためか、モディ首相は2021年7月の中国共産党建党100周年で祝賀メッセージを送らなかった。


2021年10月には、モディ首相と習近平国家主席との電話会談が実現した。


日本は「自由で開かれたインド太平洋」の発展を提唱し、現在では豪州、米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、英国、欧州連合(EU)などによる中国の覇権主義をけん制する動きとなっている。


 


■今なお止まらない丁々発止


インドのアミット・シャー内相は4月10日、アルナチャール・プラデーシュ州アンジョー地区のキビトゥー村で、“勇敢なるインド軍とインド・チベット国境警察のおかげで、何人たりとも我が国の国境を侵犯することはできない”と演説した(タイムズ・オブ・インディア紙4月10日付)。


ロイター電によると、これを受けて、中国外務省の汪文斌報道官は同日、“蔵南は中国の領土の一部。インドの高官がその主権を侵害する行いをすることは国境地帯の平和、安定の助けにならない”と反駁した。


トップ写真:インド統治下カシミール地方にあるゾジラで警備するインド軍兵士(2023年1月6日、インド)


出典:Photo by Yawar Nazir/Getty Images


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