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むしろ「ホワイトカラー」が危ない ポスト・コロナの「働き方」について その5

Japan In-depth / 2023年4月24日 11時0分

ただしこれは、おそらくソフトを「鍛えた」人が芸能ネタに詳しくなかっただけだろう、とも考えられる。むしろ問題なのは、共同通信などが報じたところによると、特定の操作方法によってウイルスの生成も可能だ、ということあろう。





いずれにせよ、将来的にはこうしたAIを活用することで、子ども(=生徒)一人一人の能力と適性に応じた学習指導が可能になるとされているのだが、教師の息子として言わせていただければ、これもまた、教育現場を知らない人の言いそうなことだ、と思える。





能力と適性に応じた指導、と言えば聞こえはよいが、そもそも論から言うならば、学科の好き嫌いはもとより、勉強するもしないも、それこそ生徒一人一人の価値観であり、ものの見方・考え方というものは常に変わる可能性がある。子どもの可能性とソフトの機能を同列に考えるべきではないのだ。





なによりも、学習意欲があっても家庭の(多くの場合経済的な)事情で私立校への進学が困難であるという子供達を、AIがどうやって救済できるのだろうか。





以上を要するに、本当に問題視すべきは、どのような職業がAIに取って代わられるか、ということよりも、





「勉強して偏差値の高い学校を出ないと、誰にでもできるような仕事にしか就けない」





という考え方が、偏見かつ時代錯誤であったことに未だ気づかないのか、ということではないだろうか。





(つづく。その1、その2、その3、その4)





トップ写真:オフィスで仕事をする会社員 出典:Jiang Suyng/Getty Images




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