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バイデン氏、大統領選出馬を揶揄される

Japan In-depth / 2023年5月2日 18時0分

5月6日土曜日 英国王戴冠式





チャールズ国王、と聞いても、正直なところあまり感動は湧かない。多くの英国民も同様ではなかろうか。しかし、この程度のスキャンダルはこれまでも英国王室にはたくさんあった。それでも英王室は続くのだろう。これが英国民の叡智なのだから。】





5月8日月曜日 大地震後発令されていたトルコの緊急事態宣言が終了





【筆者の関心事は非常事態宣言よりも、5月14日に予定されている大統領選挙の行方である。エルドアン大統領ら数人が立候補を表明しているが、エルドアンは通貨リラの暴落によるインフレ、物価高やトルコ・シリア地震の対応が批判され、野党6党が推す対立候補に支持率でリードを許しているらしい。20年以上権力を維持してきたこの剛腕政治家は再び勝利できるだろうか。エルドアンよりも、トルコの民主主義にとって、最大の試練となるだろう。】





さて、先週筆者が注目したのは4月29日、ワシントンヒルトンのボールルームで開かれた恒例のホワイトハウス記者会主催夕食会である。最初の開催は1921年だからもう100年の歴史があるワシントンの伝統行事だが、これが普通の夕食会とは全く違うのだ。一体どこが違うのか?





目玉は現職大統領と有名コメディアンによるスピーチだが、この日ばかりは日本語の「無礼講」に近く、軽妙なジョークと辛辣な皮肉に富むスピーチの応酬となる。大統領はメディアと野党側をこき下ろし、コメディアンはワシントン全体を笑い飛ばす。いつもなら大統領と記者の真剣勝負となる集まりが、この日ばかりは爆笑に次ぐ爆笑だ。





この如何にもアメリカらしいこのイベントを筆者は毎年楽しみにしており、今回もCNNの生中継を見ていたが、今年は7年振りで現職大統領が冒頭から出席するというフルバージョンとなった。2017年からはトランプが出席を拒否し、2020年、21年はコロナ禍で中止、昨年も大統領は食事には参加しなかったからだ。





詳細は産経新聞に書いたので、連休中お時間があればご一読願いたい。筆者の英語はネイティブではないが、ネイティブでも意外に難儀するのがジョークである。大学時代、ミネソタ大学に留学していた頃、ルームメートのアメリカ人に「テレビのコメディの理解には連続5年アメリカに住まなければダメ」と言われたのを今も覚えている。





これが正しいとすれば、ホワイトハウス記者会主催夕食会でのジョークを楽しむにはワシントンに最低5年住んで、そこから見たアメリカの内政外交を知る必要がある、ということだ。その意味で、この夕食会でのジョークを一発で、かつ心の底から笑えるか否かは、過去20年間、筆者の英語力向上を測るメルクマールとなっている。





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