バイデン氏、大統領選出馬を揶揄される
Japan In-depth / 2023年5月2日 18時0分
〇アジア
先週のパラグアイ大統領選挙で台湾との外交関係維持を表明する候補が当選確実となった。パラグアイといえば南米で唯一、台湾と国交を結ぶ国だが、台湾はこれで一安心という訳にはいかない。3月にはホンジュラスが中国と国交を樹立したばかり、中国の攻勢とアメリカの苦悩は続くだろう。
〇欧州・ロシア
先週末、ウクライナ大統領は「主要な戦闘が控えている」「我々は陸海ともに全ての国境を回復しなければならない」と述べ、ウクライナ軍が計画する大規模な反転攻勢の開始が近いことを示唆した、と主要メディが報じ始めた。一説には5月15日とも噂されるが、これが関ヶ原の戦いとなるか否か、世界中が固唾を飲んで見守っている。
〇中東
4月15日から軍とRSF間で武力衝突が続くスーダンで双方が更に72時間の停戦期間延長に合意したというが、当然、国内各地での戦闘は収まっていない。この種の状況では、停戦は「態勢立て直し」の準備期間であり、本気で戦闘を止める気はないのが普通である。それにしても、中東での民主化努力とは、何と儚いものなのか。
〇南北アメリカ
バイデン大統領が遂に「再出馬」を表明したが、米世論は冷めている。冒頭ご紹介したホワイトハウス記者夕食会で有名コメディアンは、フランスでの年金支給年齢引き上げ騒動に引っ掛けて、「アメリカでは80歳の老人があと4年働きたいと国民に懇願している」と述べ大爆笑となったが、こんなことを公の場、しかも現職大統領の前で言える社会はまだまだ健全である。
〇インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:ホワイトハウスでスピーチを行うジョー・バイデン米大統領(2023年5月1日アメリカ・ワシントンDC)出典:Photo by Alex Wong/Getty Images
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