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ロシアの偽善的国連外交

Japan In-depth / 2023年5月5日 23時0分

米国やイギリス、日本などは、多国間主義を有名無実にし国連憲章の原則を無視しているのはロシアであり、ウクライナからの即時撤退を要求し、真の意味での国連憲章に沿った多国間主義を尊重するよう主張した。


これに先立ち、4月5日、ロシアは、「子供と武力紛争:ウクライナの危機ー紛争地域からの子供の避難」と題した非公式会合を開催し、そこに国際刑事裁判所から先にプーチン大統領とともに訴追を受けたロシアのマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ子供の権利委員長やロシアが占領しているドンバス地方の代表などを招待した。戦時下で子供を外国に避難させること自体は国際法違反ではないが、ロシアの場合は、子供を養子に出したり国籍を与えたりしている。これは、未成年の権利を一方的に奪うものであり、国際法に違反している。国際刑事裁判所は、そのような行為を戦争犯罪だと認定している。


また、4月10日には、「国際平和と安全保障への脅威」と題する会合を開催して、その中で、通常兵器や小火器の違法な提供をしている国々を批判したが、これは、NATOなどの西側諸国によるウクライナへの武器供給を暗に批判したものだった。ウクライナは侵略された被害者であり、他の国々からの武器を含む支援は正当防衛であることを無視するロシアの偽善外交の一旦であった。


トップ写真:露ラブロフ外相 2023年4月24日 アメリカ・NY


出典:Photo by Michael M. Santiago/Getty Images


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