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観光と買い物と外国語 正しい(?)休暇の過ごし方 その3

Japan In-depth / 2023年5月9日 11時0分

私自身、スペインのトレドで、現地のオッサンから、





「ガイドブック買って下さい」





と日本語で話しかけられたことある。つい日本語で「いくら?」と問い返すと、





「5ユーロ。価格破壊」





と来た。そればかりか、





「これは司馬遼太郎も買ったガイドブック」





だと笑。





たしかに『街道を行く』(朝日文庫他)シリーズの中に『南蛮の道』という1冊があって、イベリア半島が舞台となっているが、まさかガイドブックを見て書いたわけではあるまい。





まあ、価格破壊という単語と、司馬遼太郎の名前までインプットした努力には感服するほかはないと、1冊買ったが。





では、相手になんのメリットもない場合はどうか。たとえば、道に迷ったとか。





『地球の歩き方』シリーズのフランス版やイタリア版を見ると、巻末の方に





「XXはどこですか?」「もう少しゆっくり話して下さい」





などという文例が、いくつか載っている。実際問題として、この程度の言い回しを頭に入れておけば、ガイドのいない個人旅行でも、大抵なんとかなるものだ。





開き直った言い方をすれば、我々は日本人なのだから、外国語が下手だからと言って、恥じることなどない。





国際的オツキアイの観点から、挨拶とお礼の言葉くらいは現地の言葉で言えるようにしておいた方がよいが、それ以上でも以下でもないと、私は思う。





トップ写真:浅草寺に集まる観光客の様子(2023年4月9日)出典:Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images




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